貯蓄が3000万円以上ある人の年収
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[総世帯](令和4年)」より、貯蓄が3000万円以上ある人の年収を紹介します。
年収別の貯蓄状況
金融広報中央委員会の調査によると、年収別にみた貯蓄3000万円以上の世帯の割合と平均貯蓄額、中央値は【図表】の通りです。
中央値とは年収の多い世帯から順に並べてちょうど真ん中に来る世帯の貯蓄額です。
当然のことですが、年収が高いほど貯蓄3000万円を達成している人が多い状況です。
ただし、収入がなくても親から資産を受け継いだ人なども含まれます。
貯蓄3000万円を達成するには年収1000万円以上が目安
年収1000万円以上の世帯の平均貯蓄額は3000万円前後です。
高額の資産を所有している人が平均額を引き上げている面もありますが、1200万円以上世帯では3世帯に1件、1000万円以上(1200万円未満)世帯では4世帯に1世帯が貯蓄3000万円を達成しています。
年収1000万円以下でも貯蓄3000万円以上は可能
若いときは難しいですが、勤続30年の人なら年収は低くても毎年100万円ずつ貯めれば貯蓄3000万円は可能です。
また、掛金月5万円の投資でも、複利4%で運用できれば30年で3000万円以上貯まります(図表2参照)。
支出を抑えて長期間コツコツ貯蓄したり、長期投資によって運用益を得られれば、あまり収入が高くなくても貯蓄は可能です。