「貯金がなくて老後の生活が不安」、「貯金がない人はどれくらいいるのだろう」と、貯蓄に関する不安や疑問を抱いている人も多いかもしれません。
ただし、日本で貯蓄がゼロの世帯は想像以上にあります。
そこで本記事では、貯蓄ゼロの世帯の割合を年代別に単身世帯と二人以上世帯にわけて解説します。
貯蓄額の平均値や中央値も紹介するので、自分の貯蓄額を周りと比べる際の参考にしてみてください。
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貯蓄ゼロの割合「ひとり世帯」は何パーセントか
まずは、単身世帯で貯蓄がゼロの人の割合を紹介します。
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」によると、単身世帯における年代別にみた貯蓄がない世帯の割合は以下のとおりです。
【20~70歳代】貯蓄ゼロ世帯の割合(ひとり世帯)
- 20歳代 42.1%
- 30歳代 32.4%
- 40歳代 35.8%
- 50歳代 39.6%
- 60歳代 28.5%
- 70歳代 28.3%
- 全体 34.5%
全体で34.5%もの世帯が貯蓄がありません。単身者の約3人に1人が貯蓄がない計算です。
特に20~50歳代で貯蓄がない世帯の割合が多くなっています。
40歳単身者で貯蓄がなくても、約3人に1人は同じ状況の人がいることを覚えておきましょう。