真夏の暑さも一段落して、秋の到来を感じさせる日が多くなる9月。暑さで庭に出る機会が少なかったガーデナーにとって、また楽しみなシーズンがやってきます。

今回は9月にやっておきたい草花とバラのお手入れを紹介します。9月に咲く花も見て行きましょう。

【9月の草花】初秋のお手入れ〈5つのポイント〉

ポイントその1. 水やり

VH-studio/shutterstock.com

夏の間は水切れしないようにこまめにおこなっていた水やりも、9月に入ると少しペースを落としても大丈夫。ただ、近年の気象を考えると9月といえどもまだまだ暑さが続きます。

晴天が続いて雨が期待できないような場合は、土の具合を確認して乾いていたらたっぷり与えましょう。

ポイントその2. 切り戻し

ひと夏を越してすっかり背丈が高くなってしまったり、枝が長く伸びていたりして、草姿が乱れぎみの株も増えてきます。

大きくなり過ぎたものは思い切って切り戻して、コンパクトな姿に整えましょう。秋も開花し続ける品種は、株がリフレッシュされて花数も増えます。

ポイントその3. 植え替え

wavebreakmedia/shutterstock.com

暑さのピークを過ぎて、そろそろ秋から冬にかけての花壇を作り直す時期。開花シーズンの終わった花や暑さで弱ってしまった花は、秋咲き品種とバトンタッチしましょう。

春から夏までの花壇とは違い、落ち着いた色合いやシンプルな咲き姿の花を選ぶと、秋の風情を感じさせる花壇になります。

ポイントその4. 種まき

翌年の春に花壇を華やかにしてくれる一年草は、秋が種まきのシーズン。日中の気温が下がってきたら、種まきをスタートできます。

パンジーやビオラは早めに種まきしておくと、冬には花が咲くでしょう。秋植えの球根も店頭に出回るようになるので、人気の品種は早めに手に入れておくのがオススメです。

ポイントその5. 台風対策

Kittyfly/shutterstock.com

9月は1年でもっとも台風が発生しやすい時期です。近年の台風は温暖化の影響で大型になる傾向が強く、大きな被害も出かねません。

気象情報をよく確認して、早めに十分な対策をとっておくことが大切です。背が高く倒れやすい植物は、切り戻したり支柱を立てたりしてあげましょう。