会社員として働くうえで、どうしても避けては通れない上司と部下の関係性。お盆休みの期間も終わって平常運転となったことをきっかけに、改めて身近な上司や部下との関係性について考えている方も多いのではないでしょうか。
明治安田生命保険相互会社は2023年2月、「理想の上司」と「理想の新入社員」に関するアンケート調査の結果を公表しました。
今回は同調査を参考にしながら、「理想の上司」について見ていきましょう。
【調査概要】
- 調査対象 ・今春社会人となる学生 ・会社員・公務員・会社経営者・自営業
- 調査エリア 全国
- 調査期間 2022年12月15日(木)~12月21日(水)
- 調査方法 インターネット調査
- 有効回答者数 学生:1100人 現役社会人:880人
新入社員の約5割は「上司との業務外でのコミュニケーションが必要」と回答
同調査にて2023年春に社会人となる学生に、上司との業務外でのコミュニケーションが必要かについて聞くと、「必要」とした新入社員が48.7%で、約半数の新入社員が上司とのプライベートでの交流を望んでいる結果となりました。
その理由として、「距離が縮まり仕事が円滑になる」(74.6%)が最も多く、次いで「業務中には聞けない仕事のヒントやアイデアが聞ける」(49.6%)が続いています。
どのようなコミュニケーション機会が必要かについて聞くと、「仕事終わりの飲み会」(61.2%)が最も多く、次いで「ランチ」(57.1%)と、一緒に食事をしながら会話ができる機会を望んでいる結果となっています。
一方、20~30代の現役社会人に上司との業務外のコミュニケーションについて 聞くと、「必要」と回答した人は33.4%で、新入社員よりも15.3ポイントも少ない結果となっています。
新入社員の多くは、人間関係づくりや業務面の成長などを期待し、飲み会やランチ等、業務外でのコミュニケーションを望んでいる様子。一方、経験を積み、社会人として自立するにつれて、上司との業務外コミュニケーションの必要性を感じにくくなってしまうようです。