●年収400~450万円勤労世帯の貯蓄額の分布

  • 通貨性預貯金 :363万円
  • 定期性預貯金 :216万円
  • 生命保険など :190万円
  • 株式 :29万円
  • 債券 :15万円
  • 投資信託 :26万円
  • 貸付信託・金銭信託 :1万円
  • 金融機関外 :9万円

合計 :850万円

預貯金が579万円となっていて、貯蓄850万円のうち約68%を占めます。

次いで生命保険が多く、株式などの投資商品が占める割合はかなり少ないです。

貯蓄や保険を中心に資産形成をしている人が多いことがわかります。

「貯蓄ができる人」のポイント3つ

年収400万円世帯における平均貯蓄額を確認しましたが、貯蓄額は人によって異なります。

同じ世帯年収400万円でも、貯蓄が多い世帯もあれば少ない世帯もあるでしょう。

では、貯蓄ができる世帯とできない世帯では何が違うのでしょうか。貯蓄できる人のポイントを3つ紹介します。

●「貯蓄ができる人」のポイント1.家計を把握している

貯蓄できる人のポイント1つ目は、家計を把握していることです。

家計を把握することで無駄な出費がわかり、節約すべき費用がわかります。

一方で、家計を把握していない人は、何の費用をどれくらい減らせばいいか具体的な対策がわかりません。

年収アップを目指したい人は現在の年収をまず把握する必要があるのと同様に、節約で貯蓄を増やしたい人は現在の支出を把握しましょう。

家計簿などで毎月の食費や交通費などの支出を記録してみてください。今はスマホアプリなどを使って簡単に家計簿の記録・作成が可能です。

●「貯蓄ができる人」のポイント2.先取り貯蓄をおこなっている

貯蓄できる人のポイント2つ目は、先取り貯蓄をおこなっていることです。

先取り貯蓄とは、給与をはじめに貯蓄し、残りで生活する貯蓄方法をさします。

たとえば、30万円の給与が振り込まれたら、5万円を貯蓄用の口座に移して、残りの25万円で生活するイメージです。

このことで、確実に貯蓄ができます。自動的に先取り貯蓄することも可能なので、ご自身の利用している金融機関で調べて、計画的な貯蓄を心がけてみてください。