●「貯蓄ができる人」のポイント3.固定費に気を付けている
貯蓄できる人のポイント3つ目は、固定費に気を付けていることです。
固定費は毎月発生し続ける費用のため、家計に与える影響が大きくなります。毎月2000円のサブスクサービスを契約すれば年間で2万4000円、10年間で24万円もの支出です。
そのため、固定費は定期的に見直しましょう。見直しを検討したい主な固定費は以下のとおりです。
- 携帯料金
- 新聞料金
- サブスクサービス(アプリの課金など)
- 家賃
- 車に関わるお金
- 保険料
特に、スマホアプリなどのサブスクは注意が必要です。
課金していることを忘れて、利用料金を支払い続けているかもしれません。携帯料金の明細を確認してみてください。
貯蓄は計画的におこなおう
貯蓄は、計画性が重要です。今日から節約を始めて、すぐに高額な貯蓄ができるわけではありません。
日々の節約の積み重ねが、将来の貯蓄額アップにつながります。
「〇年後に〇〇万円貯める」などの目標を決めて、その目標を達成するためには毎月いくらの貯蓄が必要かを計画してから貯蓄に取り組むといいでしょう。
今年も残り約4カ月です。「今年も貯蓄できなかった」と年末落ち込まないように、いまからできることを考えましょう。
※読者からのご指摘により文章を一部修正しました(2023年8月30日AM12:46)
参考資料
苛原 寛
執筆者
1級ファイナンシャル・プランニング技能士。慶應義塾大学商学部会計ゼミにて会計を学んだ後、東京海上日動火災保険株式会社に就職。企業が事業活動を行ううえでの自然災害や訴訟に対するリスク分析・保険提案を3年間行う。「企業が倒産しない」・「事業で安定的に利益を出す」ための適切な保険でのリスクヘッジの提案に努めた。
特に、製造業者や工事業者に対する賠償責任保険や工事保険の提案が得意。取引先企業の社長・経理・人事・プロジェクト担当者など様々な部署への営業活動を行った。上場企業の新規事業に対する保険提案が評価され、全国社員への社内プレゼンを実施した経験もある。
また、1級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を活かし、取引先従業員に対するNISAやふるさと納税に関するセミナーの実施経験有。現在は、フリーランスとして保険や投資、税金などのお金に関する記事の執筆や個別相談・ライフプランニングの作成・実行支援を行っている。
監修者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)/元証券会社社員
経歴と保有資格
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
得意ジャンル
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは厚生労働省、金融庁、総務省、財務省(国税庁)といった官公庁の公開情報など、信頼性の高い情報をもとに厚生労働省管轄の公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児のひとり親。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年8月20日更新)。