【東京メトロ南北線】もっとも混雑する区間は「駒込→本駒込」

続いて、東京メトロ南北線に絞った最混雑区間&混雑率のデータをみていきましょう。同調査によると、東京メトロ南北線のもっとも混雑する区間は「駒込→本駒込」。時間帯は「8:00~9:00」。輸送力が1万6834人に対して、2万3568人が乗車しており、混雑率は140%でした。これは東京圏の平均混雑率を大きく上回っています。

【東京メトロ南北線】1日の駅別乗降客数は全駅で前年を上回る

東京地下鉄株式会社のホームページに掲載されている情報をもとに南北線の駅別乗降客数の変化をみると、2022年度の駅別乗降客数は全駅で2021年度を上回りました。もっとも乗降客数が多い飯田橋は13万8426人で前年比15.8%増となっています。なおもっとも増加率が高かったのは本駒込で前年比34.2%でした(全駅の乗降人数は【表2】を参照、一部は他鉄道との直通連絡駅および共用している駅の乗降人員の数字も含みます)。

2023年度のデータはまだ発表されていませんが、コロナを取り巻く状況の変化や旅行者の増加を考えると、乗降客数はさらに増えていることが予想されます。今後、コロナ前の水準に戻っていくのか、そこまでは戻らないのか、今後の動向に注目したいところです。

参考資料

大蔵 大輔