4. 老後に不足する費用を補う方法は?
平均的な年金のみで老後生活を送ると、月々47000円の不足が生じます。
もちろん人によって年金額や生活費は異なりますが、赤字となる方が多いでしょう。
「老後になっても仕事はしたくない」という声を筆者はよく耳にします。
では、老後に就労せずに赤字に備えるにはどうすればいいのでしょうか。
まず、代表的な方法としては「預貯金」です。
預貯金は私たち日本人には身近な方法であり、気軽に始めることができ、かつ、比較的安全です。
ですが、いつでも使えるという自由性があるため、中々貯まりにくいことや、低金利時代であるため、銀行にあずけても増えないというデメリットもあります。
貯金以外には、資産運用という選択肢もあります。
ここ最近では、「NISA」や「iDeCo」というワードをよく耳にすると思いますが、こちらもいわゆる資産運用の一種です。
資産運用は貯蓄と比べると増える可能性があり、物によっては税金を節税できたりするものがあります。ですが、元本保証ではないため減ってしまう可能性もあります。
この記事をご覧になられている方の中でも、すでに始められている方もいるのではないでしょうか。
元本保証ではないがゆえに、仕組みやメリット・デメリットをしっかり把握しないといけません。資産運用について気になっている方は必ず調べてから始めましょう。
5. 60歳代の貯蓄額に格差が生じる結果に。老後の生活はどうなるのか
今回は「還暦人」における貯蓄や生活費ついて解説をしていきました。
上記の数字やグラフ等を見ると、年金のみの収入で老後を生活することは難しいことがわかります。
早い段階から、老後生活に向けた準備が必要となってくるでしょう。
そんな準備方法について、たくさんの方法から一つの方法を選ぶ時のポイントがあります。
それは、ご自身の現状や性格などを総合的に加味して選ぶことです。
ご自身に合ったものを選ばないと、長く継続することは困難です。
継続できるものを見極め、老後生活に向けた準備を進めていきましょう。
参考資料
長井 祐人