建売住宅の不満点3:広いLDKはエアコンの効きが悪い
「リビングがダイニングキッチンと一体になったLDKなので、面積が大きいためエアコンの効きが悪く、電気代が高くなってしまいます」
LDKが広いとエアコンの効きが弱くなるため、電気代に響きます。
キッチンがガスコンロだと発熱量が大きく、かつ換気による熱損失もあるので、エアコンの効きはさらに悪くなりがちです。
暑い日にはカーテンを閉めて直射日光を遮ったり、サーキュレーターや扇風機を併用して部屋の隅々まで冷気が届くようにしたりすると効果的です。
またL字型のLDKの場合には、部屋の両端に2台のエアコンを設置するなどの工夫をすると良いでしょう。
建売住宅の不満点4:床暖房だと電気代が高い
「冬は床暖房をつけているが電気代が高く、ラグマットやカーペットを敷いているのであまり意味がないように思われるので、ホットカーペットの方が良かったと思います」
ホットカーペットは電気式の床暖房と比較すると電気代が安いのがメリットです。
しかし床暖房には輻射熱があるので、遠赤外線を利用した輻射熱が部屋全体に放出されることで床だけでなく部屋全体を均一に暖めることができます。
一方、ホットカーペットではその効果は期待できません。
そのためホットカーペットで部屋全体を暖めたい場合には、エアコンやファンヒーターなどを併用する必要があります。
したがって短時間使用することが多いのであればホットカーペットの方が良いといえますが、長時間使用するのであれば床暖房の方が適しています。
建売住宅の不満点5:接客スペースの間取り
「来客があった場合の接客スペースが、リビングの一番奥にあります。リビングを横切っていかなければならないので、一番手前にあったら良かったのにと思うことが多いです」
昔の家には玄関脇に接客専用の応接間があることが多かったものですが、最近の家ではほとんど見かけなくなりました。
近年ではリビングで接客することが多いと思いますが、いつ来客があっても対応できるように常に綺麗に片づけておくことは、そう簡単なことではありません。
一番奥まで行って接客しなければならないのであれば、いざという時にカーテンなどで簡単に仕切れるようにしたり、玄関先に2畳分ほどのスペースを確保したりする方法もあります。