株式を買う際、配当や優待だけでなく、気になるのが「株価の変動」でしょう。

配当や優待を受けとっていても、株価の変動は社会情勢や企業業績などによって時に大きく動き、リターンに影響を与えるもの。

株式投資において、「株価の値上がり・値下がり」は見逃せない要因です。

今回はソフトバンクグループ(9984)について、配当金や株主優待、株価もあわせた「1年前に100株を買った人の本当のリターン」を確認します。

※記事中で記載の株価は全て終値となっています。
※株式分割の影響は全て遡及修正して株価を調整しています。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

1. ソフトバンクグループ(9984)の配当金のリターンはいくらか

ソフトバンクグループの株式を1年前に買い、持ち続けたとすると、「2023年3月期の中間配当と2023年3月期期末配当」の計2回を受け取ることができます。

なお、配当基準日を迎えた時点でリターンが確定したとします。

今回の検証では、以下のような想定となります。

  • 株式の取得日:2022年8月22日 
  • 株式の取得価格:5739円(取得日の終値)
  • 2023年3月期・中間配当:22円 
  • 2023年3月期・期末配当:22円
  • 100株ベースの配当金のリターン:4400円

それでは次に、株主優待のリターンを計算していきます。

2. ソフトバンクグループの株主優待のリターンはいくらか

ソフトバンクグループは決算期(2023年3月期)現在、株主優待を実施していません。

そのため、優待のリターンは0円です。