楽天グループ株式会社(4755)(以下「同社」という)が、2023年12月期第2四半期連結決算(対象期間:2023年1月1日~2023年6月30日)を発表した。

売上高を示す売上収益は前年同期比で増収となり、4月~6月では過去最高であった。

ちなみに、同社は、通期では創業以来2022年12月期まで、26期連続で増収となっている。

しかしながら、営業利益は14四半期連続で赤字、親会社株主に帰属する四半期純利益は16四半期連続で赤字となっている。

楽天グループの当第2四半期連結業績

当第1四半期会計期間より、IFRS第17号「保険契約」を適用している。IFRS第17号は、IFRS第4号「保険契約」を置き換え、IFRS第17号の範囲に含まれる保険契約の認識、測定、表示及び開示に関する原則を示している。これに伴い、前年同期累計期間及び前期末の数値については、当該会計基準を遡って適用した後の数値を開示していることに留意する必要がある。

売上高を示す売上収益は前年同期比+9.5%の9728億円となり、第2四半期としては過去最高となった。すべてのセグメントで前年同期比+10%超となったことによる。

営業利益は、前年同期に続き赤字となり▲1250億円であった。営業利益の赤字は14四半期連続となる。

親会社の所有者に帰属する四半期も、前年同期に続き赤字となり▲1400億円であった。親会社の所有者に帰属する四半期の赤字は16四半期連続となる。