帝国データバンクによれば、8月の食品値上げは1102品目です(2023年7月31日公表)。

10月にはさらに多く値上げとなる予定で、昨今の物価高の影響で、高齢者の生活費も上昇しているでしょう。そのような中で、老後の生活に不安を感じている人も多いかもしれません。

では、多くの人が老後を迎える60歳代は、実際にいくら貯蓄をしているのでしょうか。本記事では、60歳代で「貯蓄3000万円以上」のうらやましい人の割合を解説します。

また、60歳以降も働くシニア世帯の割合も紹介するので、老後生活を考えるうえでの参考にしてみてください。

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60歳代の単身世帯で「貯蓄3000万円以上」の割合は何パーセントか。平均貯蓄額は1388万円

まずは、60歳代単身世帯の貯蓄額を確認します。

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」によると、60歳代単身世帯の貯蓄額の実態は以下のとおりです。