商船三井の業績予想修正

コンテナ船は前年度比▲5731億円もの大幅減益予想とする。一方で、エネルギー事業は前年度比+105億円、自動車船は前年度を上回る輸送台数を想定し、配船効率を高めることで前年度比増益を見込む。

当第1四半期の実績に加えて、足元の円安傾向に鑑み、経常利益+200億円の上方修正を行った。

商船三井の配当

上方修正した通期業績予想数値を踏まえ、1株当たり中間配当予想を+10円の110円、1株当たり期末配当予想を▲10円の70円とする。

同社が掲げる配当性向 30%の方針は年間における利益と配当の関係を定めたものであるが、半期ごとの業績予想水準と事業環境を考慮し、中間配当・期末配当の配分を調整する。
年間の配当予想は1株当たり180円とし、前回公表から変更はない。

商船三井の株価

2024年3月期第1四半期連結決算の発表前となる、2023年7月28日の終値は3748円であった。

当第1四半期連結決算の発表、業績予想の上方修正を受けて、2023年7月31日12:30には年初来高値である3820円となった。2023年7月31日の終値は前日比73円安の3675円となった。

参考資料

石川 貴康