株式市場の振り返り-日経平均株価は3日続伸、かろうじてプラスで終わる
2017年11月6日(月)の主要指標(カッコ内は前日終値比)
- 日経平均株価 22,548円(+9円、+0.04%) 3日続伸
- TOPIX 1,792.6(▲1.4、▲0.1%) 3日ぶり反落
- 東証マザーズ総合指数 1,119.1(▲12.8、▲1.1%) 続落
東証1部上場銘柄の概況
- 値上がり銘柄数:794、値下がり銘柄数:1,156、変わらず:83
- 値上がり業種数:15、値下がり業種数:18
- 年初来高値更新銘柄数:309、年初来安値更新銘柄数:5
東証1部の出来高は19億3,816万株、売買代金は3兆3,497億円(概算)となり、いずれも先週末より微増となりました。ただ、先週末より小幅減少したとはいえ、売買代金は6日連続で3兆円超えとなる高水準を維持しています。投資家の売買意欲が強いことを示しています。
そのような中、日経平均株価は荒い値動きとなりました。寄り付きから高く推移して前場の中盤には一時+105円高(年初来高値を更新)となった一方、後場の序盤には一時▲104円安に転じるなど、1日の値幅(高値と安値の差)は210円に達しました。ただ、最後は何とかプラスを維持して引け、これで3日続伸となっています。
なお、TOPIXも同じような値動きとなりましたが、終値は3日ぶりに反落しました。
東証マザーズ総合指数は続落、売買代金は5日連続の1,000億円割れ
東証マザーズの出来高は4,544万株、売買代金は711億円となり、いずれも先週末より減少しました。個人投資家の模様眺めが強まり、売買代金は5日連続で1,000億円を割り込んでいます。
また、総合指数も続落となりました。今週から新興市場でも決算発表が増加してきますので、個人投資家の投資意欲や売買行動を高めるような決算内容になるかが注目されましょう。
ソニーが7連騰で高値更新、一方でソフトバンクグループは大幅下落
個別銘柄では、ファーストリテイリング(9983)が久々に大幅高となり、ファナック(6954)、ダイキン工業(6367)、信越化学工業(4063)などが大きく値を上げて年初来高値を更新しました。
また、ホンダ(7267)が大幅続伸となり、先週末に好決算を発表したヤマハ発動機(7272)やスズキ(7269)も堅調に推移しています。
その他では、ソニー(6758)が大幅高となり、これで7連騰となったのが目を引きました。
一方、ソフトバンクグループ(9984)が大幅下落となり、京セラ(6971)やユニー・ファミリーマートホールディングス(8028)も大幅安でした。
また、先週末に決算を発表したマツダ(7261)は▲4%超安の大幅下落で引けています。
新興市場では、UMNファーマ(4585)が4日連続のストップ高となりました。一方、串カツ田中(3547)が▲8%超安となる急落となったのが注目されます。
青山 諭志