サイバーエージェントのセグメント別分析(4月1日~6月30日の3ヶ月)

同社の売上高は、「メディア事業」「広告事業」「ゲーム事業」の3セグメントがほとんどを占める。そのため、3セグメントに絞り分析をしていく。

サイバーエージェントのメディア事業

メディア事業には、「ABEMA」、「WINTICKET」、「Ameba」等が属している。

新しい未来のテレビ「ABEMA」関連売上高が順調に推移し、売上高は前年同期比+13.1%となり、営業損失も順調に縮小している。
「ABEMA」は投資期を経て赤字縮小の局面に入っていると言える。

サイバーエージェントの広告事業

広告事業には、インターネット広告事業本部、AI事業本部、CyberZ等が属している。
先行投資を継続しつつも、売上高は前年同期比+21.6%となり、過去最高を更新した。
今後は中長期にわたって、増収トレンドを継続していく。

サイバーエージェントのゲーム事業

ゲーム事業には、Cygames、Colorful Palette、サムザップ、アプリボット等が属している。
2Q(1月~3月)に「ウマ娘」の2周年イベント等があり、その反動から売上高は前年同期比▲27.0%)、営業損益は前年同期比▲101.0%と大幅な減益となった。
今後は、「ウマ娘」の新作アニメやコンソールゲームを投入する等を行い、話題性継続の取り組みを多数行っていく。また、それ以外にも大型タイトルの提供を予定している。