株式を買う際、配当や優待だけでなく、気になるのが「株価の変動」でしょう。
配当や優待を受けとっていても、株価の変動は社会情勢や企業業績などによって時に大きく動き、リターンに影響を与えるもの。
株式投資において、「株価の値上がり・値下がり」は見逃せない要因です。
今回は日本マクドナルドホールディングス(2702)について、配当金や株主優待、株価もあわせた「1年前に100株を買った人の本当のリターン」を確認します。
※記事中で記載の株価は全て終値となっています。
※株式分割の影響は全て遡及修正して株価を調整しています。
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1. 日本マクドナルドホールディングス(2702)の配当金のリターンはいくらか
マクドナルドの株式を1年前に買い、持ち続けたとすると、「2022年12月期の期末配当」の計1回を受け取ることができます。
なお、配当基準日を迎えた時点でリターンが確定したとします。
今回の検証では、以下のような想定となります。
- 株式の取得日:2022年7月28日
- 株式の取得価格:5020円(取得日の終値)
- 2022年12月期・期末配当:39円
- 100株ベースの配当金のリターン:3900円
それでは次に、株主優待のリターンを計算していきます。
2. 日本マクドナルドホールディングスの株主優待のリターンはいくらか
マクドナルドは決算期(2022年12月期)現在、100株以上保有する方に向けて優待食事券を年2回提供しています。
配布枚数は株数により異なり、100株保有の場合、優待食事券が1冊(各種引換券が6枚)配布されます。
今回はバーガー類としてビッグマック(450円)を、サイドメニューとしてポテトのLサイズ(380円)を、ドリンクとしてコカ・コーラのLサイズ(270円)を選んだ場合として、合計で6600円(1100円分×6)で試算します。
そのため、優待のリターンは1万3200円です。