関西で見かけない食べ物2. すあま
「すあま」とは、上新粉に湯を混ぜてこね、砂糖を加えて蒸したお菓子です。関東だと和菓子屋さんはもちろん、スーパーやコンビニでも見かける機会があるのではないでしょうか。
しかし関西ではあまり販売しておらず、すあまという名前すら知らない人もいるほどマイナー。
蒲鉾(かまぼこ)のような見た目ですが、実際は砂糖のほんのりとした甘さと、上新粉のモチモチとした食感がやみつきになるお菓子です。
近年は蒲鉾のような形だけでなく、丸いお餅型やかわいい雫型など、お土産にしたくなるさまざまな形が登場していますよ。
関西で見かけない食べ物3. ちくわぶ
関東のおでんには必ずと言っていいほど入っているちくわぶ。実は関西をはじめとした西日本では、「名前は知っているけど食べたことはない」「名前すら知らない」という声があるほど見かける機会が少ない食べ物です。
「ちくわ」と「ふ(麩)」、2つの食べ物の名前を組み合わせているように聞こえるため、味や食感が想像できないことも。
ちくわぶは、小麦粉を塩と水でこねて茹で上げた食べ物です。真ん中に穴が開いているため見た目はちくわですが、食感は生麩のようにモチモチとしています。
おでんにするのはもちろん、煮物・揚げ物・炒め物にもちくわぶはぴったり。お土産で買って帰って、実家の食卓に並べるのもおすすめですよ。
関西で見かけない食べ物4. 雷おこし
東京の浅草土産として知られている雷おこし。パフ状に膨らんだおこし豆に、ピーナッツ・水飴・砂糖などを混ぜて練り固めたお菓子です。
浅草寺の雷門が商品名の由来とされており、「家をおこす」「名を起こす」をかけた縁起物でもあります。サクサクとした食感とナッツ類の程よい香ばしさがクセになり、食べる手が止まらなくなることもしばしば。
ちなみに、大阪には「岩おこし」と「粟おこし」というお菓子があります。
岩おこしは生姜の風味が黒砂糖の味を引き立たせ、噛めば噛むほど味が増していくのが特徴。粟おこしはゴマの香ばしさと、優しくさっくりとした歯ごたえが魅力です。
雷おこし・岩おこし・粟おこしを机に並べて、家族みんなで食べ比べるのも楽しそうです。