2. 【厚生年金と国民年金月額】 70歳代の平均はいくらか

前章で全体の約3割は金融資産非保有であることがわかりました。

さらに、全体の半数以上が貯蓄額が1000万円以下となっています。

とはいえ、貯蓄が少なくても年金の受給金額で生活していけるのであれば、問題ないですよね。

次に厚生労働省年金局が発表した「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」で、70歳代の厚生年金保険と国民年金の平均受給額を見てみましょう。

出所:厚生労働省年金局「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

出所:厚生労働省年金局「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

 
厚生年金受給者である公務員や会社員などは月額で約15万円です(国民年金部分を含む)。

しかし、自営業など国民年金のみの受給者は月額で約5万5000円ほどの受給となっています。

国民年金のみの場合、早くからコツコツおt老後資金の準備をしておく必要があります。
 
年金額は個人差があるので、「ねんきんネット」などで目安額を調べておき、年金額では厳しいと感じる方は、いまから老後の資金の準備が必要といえます。