【夏休みの過ごし方・高学年編】中学進学を見据えた準備を。レポート作成の練習も

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小学5年生と6年生になると理科の内容もより難しくなり、中学年とは異なりカラーテストでは計算式が出題され、学問的な雰囲気が加速していきます。

そんな高学年の子にオススメの夏休みに理科が好きになる過ごし方は以下の3つになります。

  • 家庭学習で理科の問題集に取り組む
  • 理科に特化した学習漫画をたくさん読む
  • 自由研究を通じてレポート作成スキルを高めていく

「実験は面白いけれど、テストは嫌い」という子が続出し、得意な子と不得意な子がハッキリと分かれてきます。小学校の理科の学びは理科全般の土台になり、土台があやふやのまま中学に進むと苦労します。

中学では覚える用語が増え、生物分野、科学分野、物理分野、地学分野の四分野も一層専門的になるため、小学理科が苦手な子が中学で得意になるには相当な努力が必要です。

夏休み期間中は家庭学習として理科の問題集を解くようにし、「授業や実験が楽しくてもテストで点数が取れない」という問題を解消していきましょう。

それと並行して、理科に特化した学習漫画を読み、夏休み中は家でできる科学実験や生物観察、天体観測をして自由研究を通じてレポートの書き方を学ぶこともしてください。

中学進学後は完全に教科担任制となり、課題提出の方法も先生によって異なります。ワーク提出だけでなく、課題を与えてレポート作成させる先生もいるので、小学生の頃からレポート作成に慣れておくと理科だけでなく全教科に通用するスキルを身につけることができます。

夏休みこそ「理科好きへの道」を作る絶好のチャンス!

自治体によって夏休みの期間は異なりますが、概ね30日間から40日間と長く、苦手科目克服には絶好の機会です。

普段の家庭学習で後回しにしてしまうことも多い理科は、自由研究を含めて長い夏休みの間に子どもに理科に関心を持ってもらえるよう意識して対策を考えましょう。

低学年、中学年そして高学年とでは理科との向き合い方は異なりますが、理科に特化した学習漫画を活用して、理科好きになるようにしていきたいですね。

中山 まち子