2023年7月3日、2023年度の路線価が発表されました。東京都では平均3.2%上昇しています。

今後、不動産を売却しようと考えている方にとっては「2023年が不動産の売り時?」と期待している方も多いでしょう。

今年の路線価上昇によって、不動産売却にどんな影響があるのでしょうか。

この記事では、2023年に不動産の売却を検討している方に向けて、「不動産の査定額へどのような影響があるのか」「2023年は不動産の売り時なのかどうか」を徹底解説します。

ぜひ最後までチェックしてみてください。

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2023年度の路線価は上昇

2023年の路線価は2年連続で上昇しました。前年比で上昇したのは25都道府県です。

ちなみに、2022年は20都道府県、2021年は21都道府県となっており、2023年は、ここ3年で一番の上昇数でした。

この結果は、新型コロナウイルス流行の低迷が影響していると見られています。

今年一番上昇率が高かったのは北海道、そして福岡県、宮城県と続いています。

  • 北海道 4.0%→6.8%
  • 福岡県 3.6%→4.5%
  • 宮城県 2.9%→4.4%

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  • 東京都 1.1%→3.2%

前述したように、路線価上昇の理由は、新型コロナウイルスによる感染状況が落ち着いたことと言えます。

さらにリモートワークが減少し、企業の社会活動が動き出したことが大きいでしょう。