【おひとりさま】貯蓄額の平均と中央値はいくら
老後の柱となるのは「年金と貯蓄」です。
ただ年金は少子高齢化の影響により将来減る可能性があり、「貯蓄をどう増やそうか」と考えるおひとりさまも多いでしょう。
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)各種分類別データ」によると、30~60歳代の貯蓄分布と平均・中央値は以下のとおりです。
【30~60歳代】おひとりさまの貯蓄の平均・中央値
- 30歳代:平均値494万円、中央値75万円
- 40歳代:平均値657万円、中央値53万円
- 50歳代:平均値1048万円、中央値53万円
- 60歳代:平均値1388万円、中央値300万円
より実態に近い中央値をみると、50歳代までは100万円以下だとわかります。
また、現代は60歳代でリタイアする方が多いですが、60歳代のおひとりさまの貯蓄は【図表2】をみて分かる通り、「貯蓄ゼロ」のかたが28.5%となっています。
貯蓄3000万円以上の方も16.9%いますが、個人差が大きく、自分に合った方法でコツコツと貯めていくことが大切でしょう。
老後の収入は「自分の時代」で目安を見る
貯蓄額が少なくても、公的年金額が高ければ生活費としては安心という方もいるでしょう。「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によれば、最新の国民年金と厚生年金の平均月額は以下の通り。