梅雨が明けると毎日暑い日が続くようになります。庭に植えている草花のことは気になるものの、暑い時期はできるだけ庭に出る回数を減らして、お手入れを簡単に済ませたいものです。

時間にゆとりができ、これからガーデニングを始めたいという方への「60代から始めるガーデニング」。

今回は夏のガーデニングを楽ちんにするコツや、暑さに強い草花を紹介します。

夏のガーデニングを〈楽ちんにするコツ6つ〉

〈コツその1〉ガーデニングは涼しい時間帯に

kan_chana/shutterstock.com

草花の世話に集中していると、時間や暑さを忘れてついがんばってしまいがち。暑い時間帯のガーデニングは熱中症を引き起こすこともあるので、60代になると体力的にも過度な負担は避けたいものです。

朝夕の涼しい時間帯を選んで、短い時間でガーデニングを楽しみましょう。とくに早朝の空気はひんやりして心地よく、草花もみずみずしくキレイに見えるのでオススメです。

〈コツその2〉暑さや乾燥に強い品種を選ぶ

草花のなかには強い日差しに照らされても元気に育つ品種が数多くあります。土が乾いて多少水切れ状態になっても枯れない丈夫な品種も。

暑さや乾燥によく耐え、強健な性質を持つ品種を選べば、暑い時期のお手入れを減らせます。

〈コツその3〉花ガラ摘みの手間が省ける草花を選ぶ

FotoHelin/shutterstock.com

咲き終わった花ガラをそのままにしておくと、美観を損ねるだけでなく病気を引き起こす原因にもなりかねません。ただ、毎日暑い中での花ガラ摘みは体に負担がかかります。

そこで開花するとしばらくの間枯れずに咲く品種や、咲き終わった花が自然に落ちる品種がオススメ。花ガラ摘みの手間が省けます。

〈コツその4〉リーフガーデンに仕立てる

Maria Evseyeva/shutterstock.com

夏の間は庭で花を楽しむのではなく、葉の色合いや形の美しさを鑑賞するリーフガーデンに仕立てるのもよいでしょう。近年ではカラフルな葉色の品種も登場していて、花にひけをとらない美しさがあります。

白の斑入りやストライプ模様の葉も、庭を涼やかに演出してくれるのでオススメです。