建売住宅の後悔ポイント5:トイレの位置的に夜は使いにくい

2階のトイレが2つの部屋の中間にあるため、水を流した時の音が両方の部屋以外にもリビングや隣家にも聞こえそうで、夜は使いにくいとのことです。

入居後にトイレの音漏れが気になる場合には、トイレのドアのすき間をクッション付きテープなどで塞いで音漏れを防いだり、多重構造になっている防音カーテンをドアの前に吊るしたりすると効果があります。

それでも音漏れが気になる場合には、リフォームでトイレの排水管に遮音シートを巻いたり、流水音が静かな便器に交換したりする方法があります。

建売住宅の後悔ポイント6:3階は高温になってしまう

3階の北側に窓がないため空気の通りが悪く、特に冬以外の晴れた日の昼間には高温になってしまうことも、後悔ポイントのひとつとのことです。

以前は北側の窓は冬の寒さを防ぐため、小さくしたり設置しなかったりするのが一般的でした。

しかし近年は窓の断熱性能が大幅に向上しているので、北側に窓を設置しても冬の寒さを防ぐことができます。

希望であれば、リフォームで窓を新設することを検討してみましょう。

建売住宅の後悔ポイント7:収納スペースが少ない

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収納が少ない割に階段の最上部ではスペースが大きく空いていて、十分に活用できていないという不満もあるそうです。

収納スペースが少なめなのは建売住宅のデメリットといえます。またデットスペースが多いのも特徴のひとつでしょう。

本や衣類、雑貨、趣味の道具など、その人の持ち物に合わせて設計する注文住宅であればこうした問題はクリアできますが、建売住宅の場合は仕方がないといえるでしょう。

しかしリフォームで収納を新たに造作することは可能です。

建売住宅で後悔しないために

建売住宅は注文住宅と比較して低コストかつスピーディーに購入できるのが最大のメリットですが、不特定多数の方をターゲットに設計されるので、人によっては不満が多いこともあります。

したがって建売住宅を購入する際には、事前に絶対に譲れない点を家族の間で共有し、明確にしておくことが大切です。

参考資料

亀田 融