夏の暑さに強く、長い期間つぎつぎと花を咲かせるペチュニア。丈夫で育てやすいのでガーデニング初心者にもオススメです。

カラーバリエーションが豊富なペチュニアは、さまざまな色を組み合わせるだけでも華やかな寄せ植えが完成。今回はペチュニアで寄せ植えを作るコツやオススメの色合わせパターンを紹介します。

〈ペチュニアの寄せ植え〉お世話のポイント

〈お世話のポイント 1〉置き場所

blickwinkel2511/shutterstock.com

ペチュニアは日がよく当たる場所を好みます。日当たりがよくないと花付きが悪くなったり、株が間延びしたりするので、タップリと光を当てて育てましょう。

雨に当たると花弁が傷んで、斑点やしみができてしまいます。長雨が続くときは軒下などに移動するのがオススメです。蒸れを防ぐために風通しにも気をつけましょう。

〈お世話のポイント 2〉水やり

一鉢に複数株を植える寄せ植えは、水切れさせないことが大切です。とくに夏の高温期は土が乾燥しやすいので、土が乾いていたら鉢底から流れ出るまでタップリと水を与えましょう。

花弁は水に濡れるのを嫌うので、水やりの際は花にかからないようにして株元に優しく注ぎます。

〈お世話のポイント 3〉肥料

ペチュニアは肥料をたくさん欲しがります。花が途切れず咲き続けるように、緩効性化成肥料を月1回、または液体肥料を週1回与えるとよいでしょう。

〈お世話のポイント 4〉花ガラ摘み

FotoHelin/shutterstock.com

咲き終わった花は見た目が悪くなってしまうので、早めに摘み取っておきましょう。そのままにしておくと腐って病気の原因になったり、種を作ろうとして余分な栄養を消費してしまいます。

花ガラは手で折るだけで簡単に摘み取れるので、気がついたときにこまめにおこなうのがオススメです。

〈お世話のポイント 5〉摘芯

ペチュニアの茎は長く伸びながら、先端に花芽を付けていきます。しだれる姿を楽しむ場合はそのままでもよいのですが、こんもりとした形に仕立てるときは、茎の先端を摘芯するのがオススメ。

先端を切ると葉の付け根から脇芽が出るので、花数を増やすのに効果的です。

〈お世話のポイント 6〉切り戻し

茎が伸びて混み合ってくると、風通しが悪くなって株が蒸れてしまいます。生長しすぎる苗があると寄せ植え全体のバランスも崩れてしまうことに。

満開のピークを過ぎて開花が一段落した頃に、株全体の茎を半分程度に短く切り戻しましょう。株がリフレッシュして新しい花芽もつぎつぎに出てきます。

〈お世話のポイント 7〉病気

ペチュニアに発生しやすい病気は灰色カビ病やうどんこ病。葉に灰色や白いものができていたら、早めに切り取って広がらないようにしましょう。

害虫はアブラムシやナメクジが多発します。病気と同様に害虫も早期発見・早期対処がポイントです。