FXの「メリット」3つ

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まずはFXのメリットから見ていきましょう。

FXのメリット①:レバレッジをかけて少額から始められる

FX(外国為替証拠金取引)の最大の魅力でありリスクでもあるのが「レバレッジ」です。

レバレッジは日本語で「てこの原理」という意味になります。小さい力で大きなものを動かす「レバレッジ」を利用することで、元手となる資金が小さくても大きな利益を狙うことができるのです。

たとえば、ドル円が140円/ドルの時に、1万円を元手にFXをやるとしましょう。

【レバレッジなし(1倍)の場合】

  • 1万円で購入できるドル:約71ドル(1万円÷140円/ドル=71.4ドル)
  • ドル円が145円/ドルになったときの利益:+295円(71ドル✕(145円-140円)/ドル=295円)

【レバレッジ25倍の場合】

  • 1万円✕25倍=25万円
  • 1万円を担保に購入できるドル:約1785ドル(25万円÷140円/ドル=1785.7ドル)
  • ドル円が145円/ドルになったときの利益:+8825円(1785ドル✕(145円-140円)/ドル=8825円)

どちらも投資家が拠出する資金は1万円です。しかし、レバレッジをかけることによって得られる利益に大きな差が出てしまいます。ハイリスク・ハイリターンを求める方にとって、レバレッジは大きなメリットといえるでしょう。

※上記は単純なシミュレーションです。FX会社や証拠金(投資額)により適用レバレッジが規制されることがあります。

FXのメリット②:夜でもいつでも取引できる

FXは基本的に月曜朝~土曜日早朝までいつでも取引が可能です。平日であれば24時間取引できるため、ライフスタイルに合わせて好きなタイミングでFXを楽しめます。

会社員や主婦・主夫で昼間は忙しいという方でも夜にゆっくりと取引ができるのは大きなメリットとなるでしょう。

FXのメリット③:上昇局面だけでなく下降局面もチャンスになる

FXなら、上昇局面も下降局面もどちらでも取引のチャンスとなります。FXは売買の都度お金を受け渡しするのではなく、決済をした時の差額を受け取る、あるいは支払う「差金決済」という仕組みになっています。

そのため、下降局面で通貨ペアを「売る」ところから始めて、さらにレートが下がって安くなったところでその通貨ペアを買い取る形で決済して、利益を得ることができるのです。

FXとよく比較される金融商品に外貨預金がありますが、外貨預金は差金決済ではないため基本的に「安い時に買って」「高い時に売る」ことになります。

為替レートは短いスパンで上下に変動しながら長期的に上昇または下降していきます。この短期的な値動きも利益を得るチャンスにすることができるのがFXのメリットの一つとなるでしょう。