大手企業に勤める会社員の夏の平均ボーナス額はいくら?
前章では、国家公務員の夏のボーナスの平均支給額について紹介してきましたが、企業に勤める会社員はどのくらいボーナスが支給されたのでしょうか。
日本経済団体連合会の「2023年夏季賞与・一時金 大手企業業種別妥結状況(加重平均)」によると、大手企業の夏のボーナス支給額の平均は95万6027円となりました。
大手企業のボーナス平均額は、昨年度よりも3.91%増えており、過去3番目に高い水準です。
過去にボーナスの平均額が高かった年は2019年、2018年であることから、新型コロナウイルス感染症が流行する前の経済回復が徐々にされていることがうかがえます。
大手企業の16業種のうち、前年よりボーナス支給額が増加した業種は下記のとおりです。
- 食品
- 機械金属
- 電機
- 自動車
- 造船
- 商業
- 鉄道
- 情報通信
新型コロナウイルス感染症が鎮静化している中で、業績が好調な自動車関連や交通関連などの8業種が増加傾向となりました。
一方で、近年物価が急騰していることから、原材料高に直面する「非鉄・金属」や「セメント」「建設」などの8業種はマイナスとなりました。
上記は第1回集計となっており、最終集計は8月上旬に公表される予定となっています。