昨年よりお金をかけているもの1位は「食品・飲料」、では我慢しているものは?

気が付けば10月下旬。2017年も終盤に差し掛かってきました。もしかするとすでに今年を振り返り、何にいくら使ったのか、それが計画通りだったのか予定外だったのか、といったお金の使い方について思いを巡らせている人がいるかもしれませんね。

10月21日にマイボイスコムから、消費意識や購買意欲が1年前と今年でどう変化したかに関するアンケート調査の結果が発表されています(回答数10,971件)。今回はこちらを見ていきましょう。

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はじめに:収入や支出に変化はあったのか

まずこの調査では、1年前と現在を比べて生活全体の支出額に変化があったかどうかについてたずねています。その結果、支出額が「増えた」と回答した人(「増えた」「やや増えた」の合計)は31.0%、「減った」と回答した人(「減った」「やや減った」の合計)は15.6%、「変わらない」が53.3%となっています。

一方、収入に変化が見られたかどうかという問いに対しては「増えた」と回答した人が16.1%、「減った」と回答した人が25.9%、「変わらない」は58.0%となっています。

年代別の傾向として挙げられるのは、支出額が増えたと回答した人の割合は若年層で高く、収入が増えたと回答した人の割合も、年代が低いほど高くなっているということです。

購買意欲「変わらない」が約6割。ただし20代・30代は比較的高い

1年前と比べて購買意欲に変化があったかどうかをたずねると「変わらない」が59.0%で最も多いという結果になりました。購買意欲が低い人(「低い」「やや低い」の合計)は26.4%、購買意欲が高い人(「高い」「やや高い」の合計)は14.7%で、購買意欲の低い人のほうが高い人より多くなっています。

ただし、年代別に見てみると、男性20代や女性20代・30代では1年前に比べて購買意欲が高くなった人の方が多くなったということです。

1年前よりお金をかけていること、今年お金をかけるのを我慢していることは?

「1年前よりお金をかけていること」についてたずねた結果、上位3位は以下の通りとなっています(複数回答)。

  • 「食品・飲料」26.5%
  • 「旅行、レジャー」22.5%
  • 「外食、グルメ」17.8%

ちなみに女性20代では「食品・飲料」「外食、グルメ」が上位2位にランクインし、女性30代・40代では「子供や孫の教育関係」の比率が高い傾向にあったということです。

一方で「今年お金をかけるのを我慢している分野」のトップ3は次の通りとなっています(複数回答)。

  • 「旅行、レジャー」30.4%
  • 「外食、グルメ」20.4%
  • 「衣料品、アクセサリー」18.6%

「旅行、レジャー」、「外食、グルメ」はお金をかけているもの、我慢しているものの両方で上位にランクインしています。これらはお金をかける人とそうでない人が分かれがちな分野なのかもしれません。

また、性別・年代別で見た場合、女性10~30代で「衣料品、アクセサリー」がトップになったこと、男性30代以上の3位に「デジタル・AV機器、家電」がランクインしたことが特徴的な傾向としてあらわれたということです。

なお、1年前と比べてお金をかけているものは特にない、あるいは今年我慢しているものは特にない、という人もそれぞれ約3割いたようです。

節約を意識しつつも、プチ贅沢を楽んだり、メリハリをつける人も

現在の消費行動については以下のような傾向となっています。

  • 「節約はしつつ、ちょっとした贅沢も楽しむ」37.6%
  • 「常に節約を意識している」19.7%
  • 「必要なもの以外はなるべく買わないよう、我慢する」17.5%
  • 「購入したいものがあったら我慢せず、他を節約するなど、メリハリをつける」9.7%

こうしてみると、何らかの形で節約を意識している人が多く見られる一方で、メリハリをつけた消費を考えている人も一定数いることがわかります。ちなみに「節約はしつつ、ちょっとした贅沢も楽しむ」と回答した人の割合は女性の方が高くなったということです。

今後1年間で購買意欲はどう変わると考えているのか

なお、この調査では今後1年間の購買意欲についても質問しています。すると「低くなる」と答えた人が22.1%で、「高くなる」と思う人(11.9%)よりも多くなったことがわかりました。

ちなみに「高くなる」と思う人からは「習い事を増やしたので、外出の機会や会食の機会が増える」(女性67歳)、「実際に買う買わないは別として、仕事が忙しい時に欲しい物を考えるのは簡単な気分転換になるから」(女性41歳)といったコメントが寄せられた一方、「低くなる」と答えた人からは「ほしいものがないから。経済状況から考えると、お金を使うべきではないから」(男性44歳)、「現時点で少しお金を使いすぎたと思っているので、来年以降は少し減らせたらいいなと思っている」(女性28歳)というコメントがあったということです。

まとめ

いかがでしたか? 年単位で見て、今年支出が多かった分来年は少なめにする、というような人もいれば、1年のうちで新たにお金をかけるものが増えた分、別の分野で支出を絞るなど、バランスを工夫するという人もいるのではないかと思います。みなさんは今年お金をかけたもの、あるいは我慢しているものについて、来年どうするかを考え始めていますか?

出所:消費意識に関するアンケート調査(マイボイスコム調べ)

LIMO編集部

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LIMO編集部は、日本生命やフィデリティ投信で証券アナリストやポートフォリオマネージャーであった泉田良輔を中心に、国内外大手金融機関勤務経験、ビジネスネットメディア運営経験者や大手ファッション誌や雑誌の元編集長、学習参考書などの書籍校閲・校正経験者、またWebマーケティングスペシャリストなどが編集や執筆作業を行い、運営をしています。沿革としては、LIMOの前身である投信1(トウシンワン)は個人投資家向け金融経済メディアであるLongine(ロンジン)の執筆者である国内外大手証券会社で証券アナリストや運用会社のファンドマネージャーとして長年の調査や運用経験を持つメンバーやビジネス系インターネットメディア運営経験者等を中心に立ち上げました。サブスクリプションモデルで一定の成功を収めていたLongineですが、グループ内で新サービスを展開ることとなり、多くの読者の声に惜しまれながらLongineのサービス自体は2020年3月に終了となりました。Longine編集部メンバーは引き続きLIMO編集部のメンバーとして在籍し、お金のプロとしてコンテンツ編集や情報を発信しています。LIMO編集部は、国内のみならずグローバルの視点から、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデア、ビジネスパーソンの役に立つ情報をわかりやすくお届けします。