「倹約家」と「ケチ」の違いは何か？見極め方も

前章では、婚活者が思う好印象と悪印象の「節約項目」について解説していきました。

その中で、どちらにも「食費の節約」が上位に入っており、結果が反転する形となりました。

つまりこれは、食費を節約することで「倹約家だと思われるシーン」と「ケチだと思われるシーン」があるとも言えます。

果たして、その違いは何があるのでしょうか。

株式会社IBJの調査において「“倹約家”と“ケチ”の違い」を聞いた質問に対して、大多数の人が「誰の為に節約するのかによって変わる」と回答しています。

具体的な意見として、下記の内容が挙げられました。

  • 常に節約思考なのがケチ、中身を選ぶのが倹約家(20代・神奈川県)
  • 普段倹約しているのはいいですが、ここぞというときに使わない人はケチだなあと思います(30代・東京)
  • 倹約家は投資と浪費を認識しており、お金の使い方を工夫しているが、ケチは何に対してもお金を使うことを惜しむ。(30代・京都)

引用：婚活事業を複合展開する株式会社IBJ「婚活男性の9割が恋人の「節約」に好印象を抱く。」

上記の意見から、好印象で上位項目であった「食費」が悪印象でも上位なのは、「誰の為に節約しているか」が関係しているとうかがえます。

たとえば、日々の生活の中で、コンビニで無駄なものは買わなかったり、無駄なものを買わないように一度にまとめて買い物をしたりするのは「倹約家」と思う人が多いのかもしれません。

反対に、初めてのデートや恋人の誕生日の食事をコストがかからないように節約するのは「ケチ」と感じる人が多いようです。

つまり、節約するところは節約して、使うところは使うといったメリハリのある人は、好印象を抱かれやすいのでしょう。

無駄な支出は抑えて倹約家を目指す

本記事では、実際の調査データをもとに、婚活者が思う「節約をする人の印象」について紹介していきました。

調査の結果、男女ともに「節約をしている人」に対して、好印象を抱いていることがわかりました。

しかし、節約は節約でも「ケチ」と「倹約」では印象に大きな違いが出ているため、誰の為に節約をするかが重要です。

お互い結婚を視野に入れている婚活者においては、結婚後を想定して「日常生活の堅実さ」を意識する人が多いため、無駄な支出は抑えつつ、使うところでは使うといったメリハリを意識して婚活をしていけると良いですね。

参考資料

太田 彩子