【新NISA】成長投資枠の活用法
成長投資枠は、つみたて投資枠と違い投資信託以外にも国内株式やREITなどを購入できます。そのため、人によって成長投資枠の活用法は異なってくるでしょう。
投資信託にメインで投資したい人で、年間の投資額が120万円までを超えない場合、成長投資枠は使わずにつみたて投資枠だけで投資を続ける方法も一つとして考えられます。
一方で、比較的リスクをとって大きなリターンを狙いたい人は、成長投資枠を使って国内株式の個別銘柄やREITなどに投資することも考えられるでしょう。
また、投資信託でリスクを分散しつつ個別銘柄で大きな利益を狙いたい人は、毎月一定額をつみたて投資枠でつみたて投資しつつ、成長投資枠で国内株式などの個別銘柄の取引をおこなうのも選択肢の一つです。
自分にあった成長投資枠の活用法を見つけてみてください。
【新NISA】年間180万円(月15万円)・10年間・年利3%での運用をシミュレーション
新NISAは年間で最大360万円の投資ができるため、使い方によっては大きく投資で資産を増やすことが可能です。
例えば、つみたて投資で年間180万円(月15万円)を10年間、年利3%で運用できた場合、以下のように資産が増えます。
■年間180万円(月15万円)・10年間・年利3%をシミュレーション
- 1年目 182万円
- 2年目 371万円
- 3年目 564万円
- 4年目 764万円
- 5年目 970万円
- 6年目 1182万円
- 7年目 1400万円
- 8年目 1625万円
- 9年目 1857万円
- 10年目 2096万円
上記のとおり、10年間つみたて投資を続ければ、十分な老後資産を築くことも可能でしょう。
ただし、運用ですからリスクがありますし、どれくらいの利率で運用できたかは後にならなければわかりません。
また、新NISAは成長投資枠とつみたて投資枠があり、どちらをどのように使うかの計画が必要です。
目標とする資産額やご家庭で取れるリスクを考えて、自分に合った新NISAの使い方を今から検討してみてください。
参考資料
- 金融庁「新しいNISA」
- 金融庁「資産運用シミュレーション」
- 一般社団法人投資信託協会「NISA成長投資枠の対象商品」
- 金融庁「つみたてNISAの対象商品」
- 一般社団法人投資信託協会「NISA成長投資枠対象商品リストの更新スケジュール」
苛原 寛