最後の1往復は「昔の夜行列車」さながら

大井川鐵道の担当者・加冷さんにお客さんの反応について伺ってみると、「戸惑いつつも珍しそうにスマホのカメラで撮影している方がいたり、女子高生のグループが車内販売で瓶入りジュースを買ってみんなで写真を撮っていたりと、『日常と非日常が同じ空間に並列して存在している』のは見ていて楽しいものがあります」と話してくれました。

出所:@daitetsuSL

一部の客車には、瓶入りの飲み物を開栓するための「センヌキ」が備わっています。昔懐かしのものに触れられるのは、こういったイベントならではですよね。

また、多くの乗客は16:10~20:44までの3往復を乗り通す傾向にあるのだとか。同じ路線を行ったり来たりすることで、「長距離を走る昭和の鈍行列車」の追体験ができると、かなり好評なのだといいます。

今後も従来の考え方にとらわれない企画を

出所:@daitetsuSL

大井川鐵道では、今回の反響を受けて、今後のリピートについても前向きに検討しているとのこと。また、他に進めている企画もあるようですので、鉄道ファンは要チェックです。

いかがでしたでしょうか。今回はTwitterで話題になっている大井川鐵道の「普通客レ」について紹介しました。大井川鐵道のTwitterでは最新情報が随時アップされていますので、ぜひチェックしてくださいね。

参考資料

成瀬 亜希子