【私立中学・想定外の出費 3】学校の授業に追いつくために通塾する

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私立中学に進学したから塾代がかからなくていいと思っていたのに、授業内容も難しくしかも進みも早い。このままではどんどん置いてかれるから、個別形式の塾や家庭教師を頼むことになった。

こういう話はネット上でもよく見かける悩みですが、公立学校とは異なり入学試験を突破した生徒が集まる私立中学は「学力層が固定」しており、授業の進み具合や学びのレベルも高くなります。

中高一貫という特徴を活かし、大学入試に向けて先取り学習を行う学校も多いため、授業内容に追いつくのも大変です。

成績が低迷している生徒は「補習」という形で塾通いをすることになるので、親が想定している時期よりも早くから塾通いをすることもあります。

【私立中学・想定外の出費 4】大学附属中でも油断は禁物!

私立大学附属中学に入学したら、内部進学のパスポートを手にしたも同然です。ただし、大学附属の学校は高校そして大学で入試を突破した生徒が入学してきます。

新たに入ってくる学生との学力差が生じないために各学校で成績に関して明確な規定を設けており、その規定に達していなければ高校への内部進学が難しかったり、高校では留年、大学進学時には希望の学部への進学が叶わない、または大学に進学できないこともあります。

入学してから大学入試まで6年間あるとはいえ、進みたい学部学科に確実に進学するには入学してすぐから「安定した成績を取り続ける」ことが必要です。

子どもの成績次第では早々に塾などの利用を検討することもあります。

私立中学に入学後、想定外の出費はつきものと考える

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中学受験する場合、教育方針や子どもの学力、通学距離や学費などを踏まえて志望校を選んでいきます。

しかし現実は「合格したら安泰」ではなく、授業についていけなくて塾で分からないところを補習することや部活動に関わる費用が想定していた以上にかかると予想外のことが起きます。

「また出費?!」がいつ発生しても不思議ではないことを肝に銘じ、子どもの中学受験に向けて準備をしていきたいですね。

参考資料

中山 まち子