今年に入ってから、海外も含め株価が上昇しており、バブル崩壊後の日経平均やTOPIXの最高値を更新しています。
景気が良くなっているという実感はわかないかもしれませんが、外国人投資家からの資金流入も続いている状況です。
これから始めようと考えている方は、これだけ株価が上がっているため、今後下がる可能性があることも知っておきましょう。
長い運用をする中で、上がった時に売る、下がった時に買う、または定期的に積み立てを続けていく方が、リスクを抑えていくことはできます。
運用は目的を持って続けるのが大事ですが、今回は老後対策で考えましょう。
1. 老後対策で重要なポイント
老後対策としてまず考えておきたいことは、確定拠出年金です。
60歳以降にしか引き出すことができない点はデメリットに思えますが、安易に引き出せないからこそ、長い時間運用することができます。
企業型DCを利用できる方は、企業が拠出する以外にもマッチング拠出という方法で、従業員が追加で拠出できるシステムがあります。
追加できる金額は少ないかもしれませんが、メリットがありますので、勤務先でマッチング拠出を利用できるのであれば検討してもいいでしょう。
企業型DCがない方も、2022年10月からは多くの方がiDeCo(個人型確定拠出年金)を利用できるようになりました。
老後資金を貯めながら、小規模企業共済等掛金控除という控除で、所得税や住民税を節税することができるのです。
今回は、そんなiDeCo以外に利用できる有効な老後対策を考えてみましょう。
今回は、比較的利用しやすい3つをご紹介します。