4. 老後対策3:外貨建て保険での運用

債券は買いにくいけど、保険は銀行や保険会社で提案されるからと、聞いたことがあるという方も多いでしょう。

債券と同じでこちらも為替の影響がありますが、海外の金利の影響を受けるため、比較的高金利で運用されるものもあります。

死亡時など、もしもの時の保障もありますが、中途解約時には元本が割れることもあります。

ただし、長期で運用という意味で考えると十分に老後対策としての運用も期待できます。

満期や中途解約した際の受取額を老後資金にも使うことができます。

5. 年金以外の老後対策を考えよう

老後の運用を考えている方は多いものの、実行できている方は多くないのが実情です。

ただ、高齢者が今後も増えていきますし、年金は大きく増えることは期待できません。

老後対策をどうしたら良いのかということでは、年齢や運用経験にもよると思いますが、できるだけ早く運用を始めると良いでしょう。

iDeCoは所得税や住民税などの節税効果はありますし、運用益や受け取り時にも税金がかかりにくいのですが、50代から始めるというのであれば、全ての方にお勧めはできません。

NISAであれば18歳以上の方は利用できますのでハードルは低いかもしれませんし、NISAは運用益が非課税というのもメリットです。

預貯金だけでは増えませんので、長い期間運用ということであれば、積立なども利用しやすいと思います。

まずは、一歩を踏み出してみることです。

参考資料

香月 和政