ひとりの時間を大切に過ごす「ソロ活」。
”誰かと一緒に”ではなく、”ひとり”で好きな場所へ行き、好きなことをして、有意義な時間を過ごすことを指します。
筆者のお気に入りテレビドラマの一つに「ソロ活女子のススメ」があります。
近頃は、おひとりさま専用席がある飲食店や、おひとりさま向けサービス・調理家電なども増えているようですね。このドラマを通じて、時代とともに環境が変化しているのを感じました。
ただひとつ気になるのは“お財布事情”。
物事を楽しむには時間とお金が必要です。自分だけの人生を歩んでいくにはそれなりの備えを考えておきたいですね。
実際、公私ともに充実しているおひとりさまは多い一方で、「貯蓄が少なくて老後が心配」と不安を抱いている方は少なくありません。
今回は「おひとりさまの懐事情」を深掘りしていきたいと思います。「貯蓄ゼロ世帯」の割合や、年金収入・毎月の生活費といった家計収支について眺めていきましょう。
1. おひとりさま(単身世帯)の割合は?
総務省統計局の令和2年(2020年)国勢調査によると、一般世帯における単身世帯の割合は38.1%と約4割を占めています。
2005年には29.5%だった単身世帯の割合は、2020年時点で38.1%。15年間で10%近くも上昇していることがわかります。未婚率が上昇している現代、単身世帯の割合は今後さらに増えることが予想されますね。