冷茶でもこれまでの味わいを覆すものすごく美味しい体験ができます。IoTでお茶をハックするteploがあえてアナログでリリースした「カラフェ」が、筆者にとって毎日欠かせないものになってしまいました。公式茶葉との組み合わせで夏に大量消費していた冷茶の概念が変わります。
【夏の冷茶を最高に美味しく!】少量でも満足感のある冷茶が作れる
teploがあえてアナログで提案しているのがこちらの水出しカラフェ。3~6時間放置してつくるというもので、公式茶葉ならアプリから最適なタイミングを教えてくれます。
温かいお茶用には心拍などに合わせて最適なお茶を淹れてくれるハイテクガジェットをリリースしているだけに、この水出しカラフェの話を聞いた時は驚きました。
しかし、実際に手に取ってみると「あぁteploらしいこだわりが詰まっているな」ということがわかりました。カラフェはどこから注いでも水切れが良いよう最適な角度まで試作を繰り返して作られているし、手に持った感覚も申し分ない。
蓋の部分は手作業で1つ1つ仕上げたウォルナットの持ち手とシリコンのストレーナーが組み合わさっていて、茶葉が中を縦横無尽に泳げる仕組みになっています。
一般的な水出し器具は小さな茶漉し部分を作ったりしますが、teploではあえてそうしません。コップを上に重ねて一緒に冷やせるなど随所に「こうやった方が冷茶は美味しいよね」という工夫が見て取れます。
こういうデザイン製と実用性を製作上の難しさにぶつかりながらも1つ1つ丁寧に解決して作っている、というのがteploの真骨頂。その点はティーポットのようなガジェットでもカラフェのようなアナログ製品でも変わりません。
こうした一環したコンセプトを持ったプロダクトで淹れる冷茶は、今まで自分がガブガブ飲んできた麦茶などとは一線を画しています。本当に少量で満足できる、そんな旨味を持った香り高い冷茶が入れられるのが魅力です。