ホンダジェット世界一周のブログを覗いてみると?

ホンダジェットの販売好調は周知の通りですが、この7人乗りの小型ジェットを使い「80日間世界一周、世界26か国の旅」を試みている米国人夫妻がいることをご存じでしょうか。

米国でホテル業を営むマックイーン夫妻は、購入したホンダジェットでこの旅を実現するため2017年8月4日に米フロリダ州を飛び立っています。また、旅の様子は夫妻のブログで知ることができます。

計画では、カナダ、グリーンランド、アイスランド、アイルランドを経由し、南欧に向かい、さらに、モロッコ、コルシカ島(イタリア)などを経て、中東、インド、東南アジア、オーストラリア、台湾などをまわり、日本を経て10月中旬に米国に戻る予定とされています。

ただし、最新の10月11日付けのブログは南アジアのブータンとなっており、その後、無事アメリカに帰国されているかどうかは、ブログからはまだわかりません。

9月30日に日本に到着

ところが、ホンダジェットのホームページを見ると、9月30日には日本に到着したことが記載されています。この記事は10月12日付ですので、日本到着後から10日以上遅れて公開されたということになります。

ちなみに、夫妻のブログでは、9月27日にはイスラエルに到着。その後5日間は更新されておらず、次は10月2日にヨルダンを訪れたことが記されていますが、日本を訪れたことには触れられていません。

とはいえ、長旅をしていればブログの更新が遅れがちになるのは不思議ではありません。日本に到着していたことがブログにまだアップされていないことを憂いるのはやめて、これからも続くブータン以降の旅の話を楽しみに待ちたいと思います。

「ホンダジェットは自分の家のように快適」

さて、10月12日にアップされたホンダのホームページ上の夫妻の記事ですが、そこでは夫妻へのインタビュー動画も掲載されており、コメントとして以下のようなこと記されていました。

「ホンダジェットでの世界一周の旅を通じて、世界は1つの国であり、すべての人類がその市民だと感じました。素晴らしい経験でした。今回の長旅で、ホンダジェットの性能、信頼性、快適な乗り心地を実感することができました。ホンダジェットにとても満足しています。まるで、自分の家のように快適でした」

動画を見る限り、おそらく夫妻は60歳を超えていると思いますが、そうした年齢でも安全で快適に、かつ小まめに多くの街を訪れることを可能にするホンダジェットの素晴らしさを、このインタビューからも感じ取ることができます。

中国での販売開始で好調さに弾みがつくか

こうした夢を与えるホンダジェットですが、ビジネスの方も順調なようです。

2017年10月10日、ホンダ(7267)は中国でも小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」の販売を開始すると発表しています。すでに中南米、欧州、東南アジアでホンダジェットを販売しており、累計での販売実績は58機に達していますが、中国には富裕層が多いため、販売好調に一層の弾みが着くことが期待されます。

いずれ夫妻のブログの更新が進み、「世界一周旅行」が成功裏に終わったことがブログにアップされると思いますが、そうしたニュースもホンダジェットの快進撃に、さらに拍車をかけるのではないでしょうか。

LIMO編集部