“あなたが人生で一番大事なものは何ですか?”
その問いかけに「お金」と答える方は多いのではないでしょうか。
もちろんそれがすべてではなくとも、お金で解決できること・お金がな無ければ叶わないことがあるのは事実です。
長年金融に携わる仕事をしていると、さまざまな価値観に触れることができます。
しかしながら実際お金自体に興味がない人は意外と多いのです。
大切な家族を守るためにお金が必要、健康で過ごすためにお金をかけてジムに通う、といったように目的達成の手段としてお金に興味を持つ、というのが一般的でしょう。
何はともあれ私たちが生きていく上で切っても切り離せないモノですね。
今日は「お金が逃げていく人」に共通する特徴について考えてみましょう。
1.「投資」と「浪費」の違いが区別出来ない
よく耳にするこの言葉、全く違う意味があるのはご存知でしょうか。
- 投資:支払ったお金よりも価値のあるもの、または価値がでることにお金を支払うこと
- 浪費:価値がないものにお金を支払うこと
もうひとつ似たような言葉に「消費」があります。
- 消費:同等の価値をもったものにお金を支払うこと
ここで前提として抑えていただきたいのはある人にとっての「浪費」が「投資」になる人もいるということ。
もちろんその逆も言えますね。
自分の人生に必要と見極めることができれば「投資」となるので、わけも分からず使う「浪費」を減らしていくことが「お金に好かれる人」への第一歩かもしれません。
家計簿をつけるとなるとハードルが高いと感じられる方は、まず自分が使ったお金が「投資」か「浪費」を区別してみることから始めてみてはいかがでしょうか。
2.「大事なもの」=目的が不明確
冒頭でも触れたように、お金に対する価値観は人ぞれぞれです。
そして純粋に「お金」そのものに興味を持っている人は意外にも少ないのです。
「お金が何より大切」「とにかくお金持ちになりたい」本当にそう思っている人は日頃から積極的にお金に関する情報に常にアンテナを張っています。
実際資産家の多くはよく気づいたら、自然となどと口にしますが、これは脳がお金にまつわる情報を無意識に頭にいれるよう動いているからではないかと思います。
まずは自分が大事なものは何なのか、何のためにお金が必要なのか、優先順位から考えてみてはいかがでしょうか。
自然と行動するための目的を見つけてみましょう。
そう言われてもなかなか目的が見つけられないという方は、理想の老後(セカンドライフの過ごし方)について想像してみるのはどうでしょう。
現状は忙しくなかなか自分の時間が取れないという方は少なくありません。人生最大の夏休みに向けて目標を立ててみませんか?