「積立金額別」に「年利3%・20年間」をシミュレーション
- 月1万円:約328万円
- 月3万円:約985万円
- 月5万円:約1641万円
- 月7万円:約2298万円
上記のように積立金額別で大きく変わります。
「年利別」に「月3万円・20年間」をシミュレーション
元本:720万円
- 年1%:797万円
- 年2%:884万円
- 年3%:985万円
- 年4%:1100万円
- 年5%:1233万円
- 年6%:1386万円
年利によっても大きくパフォーマンスが異なるため、投資対象は慎重に選びましょう。
積立投資の注意点2つ
積立投資のシミュレーションをみてきましたが、積立投資には注意点もあります。
資産や地域を分散した積立投資を長期間続けることで、結果的に元本割れする可能性が低くなる傾向があります。また、積立投資には利息に利息がつく複利の効果もあります。
ただし、途中で積み立てをやめてしまうとこういった効果も弱くなります。
積立投資は「続ける」ことが大切ですから、長期間積み立てられる投資対象や積立金額を検討するようにしましょう。
また、相場が下がるとどうしても売却したくなりますが、一定額を積み立てる積立投資は、価格が安いときに口数を多く購入することができます。
価格が高いときには少なく購入することになりますが、このため平均的な購入単価を下げることができるので、下落してもすぐに売却しないようはじめから考えておくといいでしょう。
夫婦で新NISAの活用を検討しよう
夫婦であれば、お互いに積み立てることでそれぞれの年間投資上限額や非課税保有限度額(総枠)での運用が可能です。
今回の試算を参考に、夏のボーナスが入るこの時期、改めて家計を見直して将来の資産形成を考えてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 金融庁「新しいNISA」
- 日本証券業協会「NISA口座開設・利用状況調査結果(2022年12月31日現在)について」
- 金融庁「資産運用シミュレーション」
- 金融庁「つみたてNISA早わかりガイドブック」
宮野 茉莉子