2. フロー蓄積型の富裕層が実践していた節約ポイント3選
会社員などで給与を着実に蓄え富裕層となった人たちの金銭感覚は「生まれた時から創業者一族」という富裕層よりも大衆的です。
そのため、フロー貯蓄型は多くの人にとって一番目指しやすい富裕層だといえます。
普通のサラリーマンが富裕層を目指すために抑えておきたい節約法をみていきましょう。
2.1【節約ポイント1】固定費が下がるものは、面倒くさがらず切り替える
携帯電話や光熱費など毎月固定費がかかるものの中には、プランが複雑で見直しが面倒に感じるものも少なくありません。
見直しをしなくても生活はできてしまう分、余計に後回しというのがあるあるです。
しかし、プランや会社を変更しただけで同じ使用量でも月に数千円固定費が下がることも珍しくありません。
1ヵ月では数千円でも、1年間、5年間と総額を計算すればその差は歴然です。
「入り口の面倒くささを乗り越えてしまえばこの先勝手に月々の支出が減らせる」といった類のものは、積極的に見直しましょう。
富裕層の多くは「価値が同じなのに割高な料金を払うことはしない」という習性がありますから、まずはそのマインドを真似してみるつもりで取り組んでみてはいかがでしょうか。
2.2【節約ポイント2】ふるさと納税で日々の生活費をおさえる
ふるさと納税は、税金を前払い(寄付)することでお得な特産品がもらえる制度です。
本来は収入から税金が引かれた後のお金で生活をするため、私たちにとって税金はコストだといえます。
税金の支払いを単なるコストで終わらせず、お米やお肉などの特産品がもらえれば食費をメインとした生活費が節約できます。
所得によって寄付できる金額の上限はありますが、節約できた分のお金を貯金や資産運用の原資にすることで相乗効果も生まれます。
お金の良い流れをつくるのが上手い人はお金持ちになりやすいため、お楽しみ(特産品)があるふるさと納税を通して実践してみてはいかがでしょうか。
2.3【節約ポイント3】コンビニは極力使わない
スーパーやドラッグストアなどと比べてコンビニ商品が割高なのは広く認識されています。しかし、お手軽だからとついつい立ち寄ってしまう人も多いでしょう。
割高な商品を買うことに抵抗がない状態では、地道な固定費削減の努力が水の泡になってしまいます。
陳列された商品が目に入ると購買意欲が刺激されてしまうという点でも、目的もなくフラッと立ち寄る癖が付いている人はコンビニに入らないよう意識してみましょう。
富裕層は、衝動買いや目的もなく物を買うことはあまりありません。「本当にお金を払う価値があるか?」と自分に問いかけることを習慣づけるとよいですね。
このように分析していくと、富裕層は「お金の流れを点ではなく線で捉えている」「お金に対する自制心がある」という共通点が浮かんできます。
コツコツと資産を積み上げるには長い年数がかかりますから、その間、節約すること自体を目的にするとストレスやフラストレーションが溜まってしまうこともあるでしょう。
反動で散財してしまったり、あまりの節約は家族からの同意が得られないこともあるかもしれません。
あくまでも節約は手段であることを忘れずに、「無駄な浪費」と「価値ある出費」を取捨選択していきたいですね。