梅雨入りし、天気の悪い日が続いています。外出せずに、家で休日を過ごす人も多いかもしれません。そんなお家時間にゆっくり考えたいのが「お金の話」です。

特に2024年から始まる新NISAは、長期的な資産形成も可能になるのでよく理解しておくといいでしょう。

本記事では、新NISAの口座開設方法や現行の一般NISA・つみたてNISAから新NISAへの移行について解説します。

2024年から新NISAでの投資を考えている人は参考にしてみてください。

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2024年から新NISAが開始予定

まずは、2024年から始まる新NISAの概要を確認しましょう。

現行の一般NISAとつみたてNISAは、いずれかの選択が必要です。一般NISAとつみたてNISAでは投資可能額や非課税期間が違うため、投資を始める際にどちらの口座を開設しようか迷った人も多いのではないでしょうか。

ただし、新NISAではつみたてNISAが「つみたて投資枠」に、一般NISAが「成長投資枠」に名前を変えて併用可能になります。そのため、口座開設時に成長投資枠かつみたて投資枠のどちらにするかで迷う必要がなくなります。

出所:金融庁「新しいNISA」

また、年間で最大360万円(非課税保有限度額は1800万円)まで投資ができ、非課税期間は無期限です。そのため、従来の一般NISA・つみたてNISAと比較して、より高額な資金を長期間非課税で運用できる制度となります。

新NISAの口座開設の手続きは?

新NISAの概要を確認しましたが、口座の開設や手続きはどうなっているのでしょうか。

現在、すでに一般NISAやつみたてNISA口座を持っている人が同じ金融機関で新NISAの取引をしたい場合、口座開設手続きは不要です。自動で新NISAの口座が開設され、2024年1月から取引が可能になります。

一方で、現在一般NISAやつみたてNISAの口座を持っていなくて新たに新NISAの口座を開設したい人は、口座開設手続きが必要です。

ただし、口座開設のスケジュールはまだ公表されていません。そのため、現時点で新NISAの口座開設はできず、いつから口座開設ができるかもわからないので最新情報を確認するようにしましょう。

また、現在一般NISAやつみたてNISA口座を開設している金融機関とは別の金融機関で新NISA口座を開設したい人も、別途手続きが必要となります。ただし、こちらもまだスケジュールはわかっていません。

なお、金融機関を変更したい場合には、2023年に変更前の金融機関で買付けをしていない場合に限られます。既に買付けをしている場合には年内の変更はできないため、翌年の10月以降に変更をおこなうことになります。詳しくはご利用の金融機関でご確認ください。