SMBC・DCインデックスファンド(MSCIコクサイ)は三井住友DSアセットマネジメントのインデックスファンドです。
外国の株式市場を投資対象としている銘柄です。2023年04月28日時点で純資産総額は40.17億円を突破しています。

今回はSMBC・DCインデックスファンド(MSCIコクサイ)の商品概要やおすすめポイント、評判などを解説します。SMBC・DCインデックスファンド(MSCIコクサイ)に興味を持っている方はぜひ参考にしてください。

この記事を読んでわかること

  • の概要
  • のメリット
  • の評判

【関連記事】投資初心者は何から始めるべき?失敗しないコツや投資先を解説【証券アナリスト監修・CFP執筆】

SMBC・DCインデックスファンド(MSCIコクサイ)とは?商品概要を紹介!

SMBC・DCインデックスファンド(MSCIコクサイ)は外国の株式に投資する銘柄です。

インデックス運用のため外国の株式市場の値動きに連動するよう設計されています。

主な実績やステータスは下記の通りです。

項目

内容

騰落率(期間収益率)

+ 6.0%(過去1年)
+ 59.4%(設定来)

ベンチマーク

MSCIコクサイインデックス(配当込み、円ベース)

購入時手数料

0円

信託財産留保額

0円

信託報酬率

0.1023%

投信会社名

三井住友DSアセットマネジメント

価格(1万口当たり)

1万5939円

分配金(設定来)

0円

純資産総額

40.17億円

非課税制度

・NISA
・iDeCo

主な取扱金融機関(NISA)

・三井住友銀行

主な取扱金融機関(iDeCo)

・三井住友銀行(標準コース)
・SMBC日興証券

手数料は購入時手数料が無料、信託財産留保額も無料となっています。また、主な手数料であり保有額に対して年率でかかる信託報酬は0.1023%と十分低めの設定です。

設定来分配金は0円のため、「分配金なし」のファンドを求めている人におすすめです。

ワンポイント

分配金なしの場合、利益は再投資されて再び元本として運用されます。このサイクルにより元本と利益が相互に大きくなる「複利効果」が期待できることから長期で資産形成を行う人におすすめです。

組入銘柄数は1271銘柄で、投資先の内訳は以下の通りです。

<組入上位5業種>

業種

比率

医薬品・バイオテクノロジー

8.8%

ソフトウェア・サービス

8.6%

資本財

6.5%

テクノロジ・ハードウェア・機器

6.5%

金融サービス 

6.5%

銀行

5.4%

メディア・娯楽

5.4%

エネルギー

5.2%

半導体・半導体製造装置 

4.8%

ヘルスケア機器・サービス

4.7%

<組入上位銘柄10社>

社名

割合

APPLE INC

5.2%

MICROSOFT CORP

4.2%

AMAZON.COM INC

1.9%

NVIDIA CORP

1.3%

ALPHABET INC-CL A

1.2%

ALPHABET INC-CL C

1.1%

META PLATFORMS INC-CLASS A 

1.0%

EXXON MOBIL CORP

0.9%

UNITEDHEALTH GROUP INC

0.9%

TESLA INC

0.8%

組入上位の割合は、医薬品・バイオテクノロジーが8.8%、ソフトウェア・サービスが8.6%となっています。また組入上位銘柄で最も割合が高いのはAPPLE INCです。

SMBC・DCインデックスファンド(MSCIコクサイ)のメリット3選!

SMBC・DCインデックスファンド(MSCIコクサイ)の主なメリットは以下の3ポイントです。

  • 先進国経済の成長による株式市場の価格上昇を期待した運用ができる
  • 低コストで運用できる
  • カントリーリスクに対応できる

それぞれ詳しく紹介します。

1.先進国経済の成長による株式市場の価格上昇を期待した運用ができる

SMBC・DCインデックスファンド(MSCIコクサイ)は外国の株式に投資するインデックス型投資信託です。

比較的安定した成長が期待できる先進国に投資します。

先進国10ヶ国以上の株式に投資することからリスク分散が効いており、安定した成長が期待できる銘柄です。

2.低コストで運用できる

投資信託で最も気をつけるべきコストは保有額に対して年率でかかる信託報酬です。

金融庁のデータによれば、つみたてNISAの対象商品で投資先を内外・海外とするインデックス型投資信託の信託報酬平均は年率0.34%(税抜き)となっています。

同じ分類に所属するSMBC・DCインデックスファンド(MSCIコクサイ)の信託報酬は0.1023%と、同系統の投資信託の中では十分に低めです。

SMBC・DCインデックスファンド(MSCIコクサイ)はコストを抑えた投資信託運用にもおすすめできる商品となっています。

3.カントリーリスクに対応できる

「カントリーリスク」は投資先の国・地域におけるクーデターや災害等によって相場や金融商品の価格が変動するリスクのことです。投資先が特定の国や地域に集中するほど、このリスクは高くなります。

先進国10ヶ国以上の株式に投資するSMBC・DCインデックスファンド(MSCIコクサイ)であれば、特定の国や地域へ投資先が集中することを避けられるので、カントリーリスクを低減する効果が期待できます。

【関連記事】SBI証券のメリットとデメリットを解説!どのような個人投資家に向いているのか【CFP監修】

SMBC・DCインデックスファンド(MSCIコクサイ)のデメリットは?

SMBC・DCインデックスファンド(MSCIコクサイ)は××に連動した値動きを目指すインデックスファンドです。

ベンチマーク(目標となる指標)の××は株価指数である一方、SMBC・DCインデックスファンド(MSCIコクサイ)は信託報酬を支払って運用してもらう金融商品です。

そのため理論上、SMBC・DCインデックスファンド(MSCIコクサイ)はベンチマークとなる××に対して、信託報酬分の負けが発生します。

全く同じ値動きを実現したとしても、信託報酬分のコストが損失となってしまう点がインデックスファンドであるSMBC・DCインデックスファンド(MSCIコクサイ)のデメリットです。

【関連記事】「投資はやめとけ」は本当か?投資のメリット・デメリットを解説【元機関投資家・CFP監修】

SMBC・DCインデックスファンド(MSCIコクサイ)の評判を紹介!

ここではSMBC・DCインデックスファンド(MSCIコクサイ)の評判を紹介します。

  • 低コストで日本以外の世界に分散投資したいなら合ってる銘柄だよ

SMBC・DCインデックスファンド(MSCIコクサイ)に関しては、ローコストで世界中の株式に分散投資したい人におすすめの投資信託として、同商品を推すコメントが見られました。

SMBC・DCインデックスファンド(MSCIコクサイ)は日本株に長期投資をしたい人におすすめ!

SMBC・DCインデックスファンド(MSCIコクサイ)は先進国10ヶ国以上の株式に投資することから分散性が高く、ローコストでありながら先進国の経済成長を期待した運用が可能です。そのためじっくり資産を育てる長期投資向きと言えるでしょう。

長期投資を実施する上で重要なポイントは信託報酬です。一般的なインデックスファンドの信託報酬は年率0.2%など日々かかるコストとなるため、長期で運用するほどその金額は馬鹿にできないものとなっていきます。SMBC・DCインデックスファンド(MSCIコクサイ)であれば信託報酬は十分に低い水準と言えるでしょう。

ここまでで、SMBC・DCインデックスファンド(MSCIコクサイ)に興味を持った方は、本記事で紹介した証券会社等も活用して情報を集めてみるといいでしょう。

【関連記事】eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)はどのような投資信託か?商品概要とおすすめポイントを解説【証券アナリスト監修】

参考資料

まとめ

SMBC・DCインデックスファンド(MSCIコクサイ)は以下の方におすすめです。

  • 投資を始めたばかりの初心者の方
  • 長期投資による安定運用を目指す方

MeChoice編集部