〈オススメその2〉ラズベリー
ラズベリーは酸味と甘味のバランスがとれた赤い実がなる落葉低木。背丈1~1.5メートルほどのコンパクトな樹形です。ヨーロッパや北アメリカが原産地で、キイチゴの仲間。
初夏に実がなる一季性のほか、初夏と秋の2回収穫できる二季性も。やせた土地でも育つほど強健な性質で、自家結実できるので1株だけ植えても実がなります。
〈オススメその3〉ブラックベリー
6~8月にかけてブドウによく似た実を付けるブラックベリー。2~3センチほどの大きさで、実の色は緑から赤に変わり、黒っぽくなると完熟の合図。
バラ科のツル性植物ですが、近年ではトゲがない品種も多く出回っているので、小さなお子さんがいても安心。実は手摘みでも簡単にポロッと採れます。
〈オススメその4〉クランベリー
クランベリーはツツジ科のツル性常緑植物。小さな赤い実がかわいらしく、「ツルコケモモ」という和名でも呼ばれています。5~6月にかけてうつむきがちに咲く白い花も可憐。
もともと冷涼な北アメリカに生育していたので、耐寒性が強いものの暑さはやや苦手です。湿り気のある土壌で、夏は半日陰になるような涼しい場所で育てましょう。
〈オススメその5〉ジューンベリー
6月に赤い実がなることから命名されたジューンベリー。背丈は約3~5メートルと高く、四季折々の表情が楽しめるシンボルツリーとしても人気です。
小さな赤い実が黒っぽく色づいてきたら食べ頃。手で触るだけで簡単に摘み取れます。ジューンベリーの甘味は野鳥もよく好むので、タイミングを逃さずこまめに収穫するのがオススメです。
〈オススメその6〉マルベリー
マルベリーは日本で古くから葉を蚕の飼料として利用してきた「クワの木」。西洋では甘酸っぱい実を食用として収穫する目的で栽培されています。
樹勢が強く1年で3メートルほど伸びることも。庭で育てる場合は剪定が必要です。実付きをよくするためには2本並べて植えるのがオススメ。実が黒く色付いてきたら収穫しましょう。
育ちすぎないよう剪定すれば、ほぼ手間いらず!
春にはカワイイ花が咲き、初夏にはつぶらな実がたわわになるベリー類。落葉樹は秋になると葉が真っ赤に染まります。
手が届く範囲の高さに留めるように剪定すれば、あとはほとんど手間いらず。初心者でも簡単に育てられるベリー類で、栽培から収穫までの楽しみを味わってみませんか。