3. 2023年度の年金額はいくら?6月15日が初回支給日!
厚生労働省や日本年金機構は、2023年度の年金額を下記のとおり公表しています。
3.1 国民年金
国民年金から支給される「老齢基礎年金」の満額は、67歳以下の方で月額6万6250円、68歳以上の方で月額6万6050円です。
3.2 厚生年金
厚生年金の金額として「夫婦2人分の標準的な年金額は月額22万4482円」と公表されています。
これは、夫婦2人分の老齢基礎年金に加え、夫の老齢厚生年金(平均標準報酬43万9000円で40年間就業した場合)を含んだ金額です。
ただし、実際には個人差があることに注意しましょう。
4.「厚生年金と国民年金」実際の額面はいくらなのか
厚生労働省が公表する「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」より、最後に厚生年金と国民年金の平均額を確認します。
4.1 厚生年金の年金月額
平均年金月額:14万3965円
- 〈男性〉平均年金月額:16万3380円
- 〈女性〉平均年金月額:10万4686円
※国民年金の金額を含む
4.2 国民年金の年金月額
平均年金月額:5万6368円
- (男性)平均年金月額:5万9013円
- (女性)平均年金月額:5万4346円
老後の生活費は個々で異なりますが、天引きされるお金もあることを踏まえると、年金だけで生活するのは難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。
5. 年金額を確認しよう
2023年度の年金は3年ぶりの増額となりますが、物価上昇には追いついていません。
そんな年金からも天引きされるお金があります。
中には天引きされない方もいますが、保険料については支払い義務が一生涯続きます。
まずは額面の目安額を確認することから始めましょう。
ねんきんネットやねんきん定期便にて、個別の目安額を知ることができます。
参考資料
- 厚生労働省「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」(2022年12月)
- 厚生労働省「令和5年度の年金額改定についてお知らせします」
- 日本年金機構「Q.年金から所得税および復興特別所得税が源泉徴収される対象となる人は、どのような人でしょうか。」
太田 彩子