ソフトバンクは本人確認書類としての健康保険証の取り扱いを2023年6月13日に終了します。同社は「契約者本人の意図せぬ不正な契約締結が増加していることや、マイナンバーカードの普及状況などを踏まえて」と理由を説明しています。

【健康保険証による本人確認終了】6月14日以降に本人確認できる証明書は?

継続して身分証明に利用できる証明書は下記の通りです。

運転免許証
日本国パスポート
個人番号カード(マイナンバーカード)
身体障がい者手帳/療育手帳/精神障がい者手帳
在留カード+外国パスポート/特別永住者証明書

【健康保険証による本人確認終了】注意点は?

取り扱いを終了するのは健康保険証だけではありません。共済組合員証や介護保険被保険者証、自衛官診療証、健康管理手帳、健康管理手帳など23の証明書が利用不可となります。上記で示した証明書以外で本人確認をしていた方は注意しましょう。

なお、健康保険証は「2023年6月14日以降、18歳未満の未成年者」に限っては、本人確認書類としての利用が可能です。「子供が健康保険証しか身分を証明できるものがない!」という方はご安心ください。

【健康保険証による本人確認終了】他キャリアの状況は?

他キャリアの状況はどうなっているのでしょうか。実はNTTドコモは5月24日に、KDDIは5月31日に、それぞれ健康保険証を含む一部の証明書による本人確認を終了しています。理由はソフトバンクとほぼ同様です。

残る楽天モバイルに関しては2023年6月13日時点では本人確認書類についての発表は行っていません。3ヶ月以内の公共料金の請求書・領収書などの補助書類が必要となりますが、継続して健康保険証で本人確認することが可能です(スマホ下取りサービスを利用する場合、楽天モバイルiPhoneアップグレードプログラムを利用中で25ヶ月目以降の機種変更時または機種変更せずに返却をする場合は不可)。

2023年は春から事務手数料の価格改定など、キャリアの仕組みにさまざまな変化が生じています。機種変更のタイミングでしたショップを利用しないという方は、久しぶりに来店したときに戸惑わないように変更される内容をしっかり把握しておきましょう。

参考資料

大蔵 大輔