往年のコンボイが帰ってきた!この名前を聞いてピンときた人は世代なはず。今もオプティマスプライムの名前で活躍するこのロボットが完全自動変形する!?衝撃の機構とディテールの画像は必見です。ガジェットのプロも唸る、渾身のおもちゃでした。

【トランスフォーマーの最新玩具】完全自動変形はまさにロマンの塊

これまでこんな玩具があったでしょうか。ROBOSENが開発したこのトランスフォーマーはなんと自ら変形して立ち上がるんです。タカラトミー完全監修で作られたこのオプティマスは、ディテールも当時のまま。小さい頃に遊んだ方には胸熱確定の逸品です。

筆者撮影

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パッケージにはエナジーアックスとブラスターも同梱。ブラスターはスイッチを入れると銃口が光るという芸の細かさ。変形させたあとは立ったまま呼吸をするように体を上下に少しだけ揺らします。まるで生きているかのようです。

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【トランスフォーマーの最新玩具】フラッグシップにも劣らない完成度

このハイクオリティな玩具を作るRobosenは一般ユーザー向けロボットの研究と設計、製造を専門とする革新的な会社。日本企業があまり得意でないサーボモーターを使ったロボットの研究開発に十数年に渡り取り組んでいます。

私は以前からこうしたサーボモーターと、MCUを多用した玩具に注目してきました。例えばマスクが自動で開くアイアンマンの頭部をSNSのタイムラインで見かけたことがありませんか?玩具業界ではこうした完全駆動のハイエンド製品が注目されています。

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最近では仮面ライダーBLACK SUNの完全自動変形ベルトも話題になりましたが、こうしたリアルな動きを再現するためにはサーボモーターや制御系のノウハウが欠かせません。

事実、少し前にRobiという名前のロボットが流行りましたが、それではエリートオプティマスプライムほどの細かい動きや耐久性は実現できていませんでした。Robosenはいち早くこうした動きに気づき、研究してきたからこそここまでの完成度になっていると言えるでしょう。

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Robosenがこのシリーズを作ったのは少し前で、これまではフラッグシップオプティマスプライムという少し大きめの製品が話題でした。今回のエリートオプティマスプライムは、それよりもやや小型でディテールが異なる部分もありますが、廉価版というよりはニーズの違いで選んで良い印象。

画像元:Robosen公式サイト

動きもパワフルで、声も本家・玄田哲章さんのものが使われており、十分満足できる仕上がりです。もう少し小さいのかと思っていましたが、実際手にすると41cmという身長は十分迫力のある大きさ。娘も興奮した様子でアクションを見ていました。

【トランスフォーマーの最新玩具】この完成度で10万円を切るのは安い

「トランスフォーム!」のかけ声で変形するのはジーンとくる凄さ。この音声認識もRobiのそれとは比べられないほど優秀です。

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もちろん当時私が自分で組み立てたものですし、毎週送られてくるパーツを組み立てる製品だったのでそこまでのクオリティを求めてはいけないのかもしれません。

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しかし価格で考えるとRobiの総額はゆうに10万円を超えます一方、エリートオプティマスプライムは驚きの8万9980円です。玩具と考えると高いですが、ここまでの完成度ならば安いと感じられる価格です。

【トランスフォーマーの最新玩具】多様なアクション、プログラミング学習にも

アプリを介さなくとも音声でさまざまなアクションが可能なエリートオプティマスプライムですが、Bluetoothでアプリと接続すればプログラミングで自由な動きをさせられます。

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プログラミングはオプティマスのポーズを実際に変えてそれを記録していく方式なので小さな子供でも簡単。音楽も鳴らせるのでロボットを自分の思い通りに動かすという体験が手軽にできて好印象でした。

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アクションはキビキビと素早いのに一切転ぶことがない安定度にも驚きました。前進、後退だけでなく、腕立て伏せなんてこともさせられるのでしばらく遊べます。指示せずに立たせておくと勝手にポーズを変えてくれるので、友人が来た際に飾っておくのも楽しいなと思いました。

電池容量だけはフラッグシップオプティマスプライムの半分なので、稼働時間はそこまで長くありません。そこを重視する人、あとはトレーラーのオプションも欲しいという人はフラッグシップを選ぶといいでしょう。

2023年6月8日~11日で開催される「東京おもちゃショー2023」ではエリートオプティマスプライムと連携するバンブルビーも登場するとか!見にいく気満々で準備しています。

参考資料

木村 ヒデノリ