株式市場の振り返り-日経平均株価は4日ぶり反落、一時19,800円台割れ
2017年9月14日(木)の主要指標(カッコ内は前日終値比)
- 日経平均株価 19,807円(▲58円、▲0.3%) 4日ぶり反落
- TOPIX 1,632.1(▲5.2、▲0.3%) 4日ぶり反落
- 東証マザーズ総合指数 1,037.5(▲15.9、▲1.5%) 4日ぶり反落
東証1部上場銘柄の概況
- 値上がり銘柄数:683、値下がり銘柄数:1,231、変わらず:114
- 値上がり業種数:7、値下がり業種数:26
- 年初来高値更新銘柄数:148、年初来安値更新銘柄数:6
東証1部の出来高は16億6,250万株、売買代金は2兆2,501億円(概算)となり、いずれも前日より小幅増加となりました。北朝鮮リスクの低減、円安進行、NY市場の続伸など好材料はありましたが、上値を積極的に買い上げる動きは限定的でした。
ただ、売られ過ぎた優良銘柄の買い戻しは続いており、売買代金は3日連続で2兆円を上回っています。
そのような中で日経平均株価は、前場は買いが優勢となり、一時+52円高まで上昇する場面が見られました。しかし、後場に入ると円安一服から利益確定売りに押されてマイナス圏に沈みました。一時は19,800円台を割り込む場面がありましたが、終値は辛うじて19,800円台を維持しています。
それでも、4日ぶりの反落となり、ここ3日間での急上昇の反動が出た形です。
なお、TOPIXも同じような値動きで4日ぶりの反落で引けましたが、取引時間中には年初来高値を更新しました。
東証マザーズ総合指数は4日ぶり反落、売買代金は7日連続の1,000億円割れ
東証マザーズの出来高は6,862万株、売買代金は656億円となりました。出来高は前日より大幅に増加しましたが、売買代金は逆に減少しました。売られ過ぎた低位株を買い戻す動きが見られた一方で、主力株に対しては様子見が強かったようです。なお、売買代金は7日連続で1,000億円を下回っています。
また、総合指数も4日ぶりの反落となりました。今後は引き続き、個人投資家の資金流入を後押しするような物色テーマの登場が待たれます。
ソニーが大幅安となり3日続落、株価上昇が続いたコマツや日立建機も大幅下落
個別銘柄では、ソニー(6758)が大幅安で3日続落となり、ユニー・ファミリーマートホールディングス(8028)は年初来安値を更新しました。
また、株価上昇が続いていたコマツ(6301)と日立建機(6305)がいずれも大幅下落となっています。その他では、日本電産(6594)も大幅反落となったのが目を引きました。
一方、京セラ(6971)が連日の年初来高値更新となり、東レ(3402)、スズキ(7269)、武田薬品工業(4502)なども高値更新となりました。また、ハイテク株ではパナソニック(6752)が連日の高値更新となっています。
新興市場では、インターネットインフィニティー(6545)やUbicomホールディングス(3937)が大幅安となり、アスカネット(2438)も反落となりました。
一方、串カツ田中(3547)が+6%高の急騰となり、レノバ(9519)も値を上げて引けています。
青山 諭志