株式市場の振り返り-日経平均株価は3日続伸、約1カ月ぶりに19,800円台回復
2017年9月13日(水)の主要指標(カッコ内は前日終値比)
日経平均株価 19,865円(+89円、+0.5%) 3日続伸
TOPIX 1,637.3(+9.8、+0.6%) 3日続伸
東証マザーズ総合指数 1,053.4(+2.0、+0.2%) 3日続伸
東証1部上場銘柄の概況
値上がり銘柄数:1,314、値下がり銘柄数:594、変わらず:118
値上がり業種数:26、値下がり業種数:7
年初来高値更新銘柄数:201、年初来安値更新銘柄数:4
東証1部の出来高は16億511万株、売買代金は2兆498億円(概算)となり、いずれも前日より小幅減少となりました。北朝鮮リスクの低減、円安進行、NY市場の続伸など好材料はありましたが、買い戻しの動きに一巡感が見られました。ただ、売買代金はかろうじて2兆円を維持しました。
そのような中、日経平均株価は終日プラス圏で推移しました。後場の序盤には一時+112円高となり、19,900円台が目前と迫る場面も見られましたが、大引けに掛けてやや失速して引けています。それでも、終値は3日続伸となり、8月8日以来約1カ月ぶりに19,800円台を回復しました。
なお、TOPIXも同じような値動きでしたが、上昇率は日経平均株価よりやや大きくなっています。
東証マザーズ総合指数は3日続伸、1,000ポイントの大台割れは遠のく
東証マザーズの出来高は4,583万株、売買代金は736億円となり、いずれも前日より増加しました。前日に続き水準そのものは低いままですが、個人投資家にも買い戻しの動きが徐々に出始めていると考えられます。
なお、総合指数も3日続伸となりましたが、前日までのような強い買い戻しの動きは見られませんでした。今後は引き続き、個人投資家の資金流入を後押しするような物色テーマの登場が待たれます。
日立製作所とパナソニックが高値更新、京セラや日本電産も大きく値を上げる
個別銘柄では、京セラ(6971)が値を上げて年初来高値を更新し、スズキ(7269)や資生堂(4911)も連日で高値更新となりました。また、ダイキン工業(6367)や信越化学工業(4063)が大幅高となり、キーエンス(6861)も高値を付けています。
さらに、日立製作所(6501)やパナソニック(6752)などハイテク主力株が大幅上昇で年初来高値を更新し、日本電産(6594)も連日の急騰で高値更新となりました。
一方、村田製作所(6981)が大幅下落となり、ソニー(6758)やTDK(6762)などハイテク株の一角が安く引けました。
また、ファーストリティリング(9983)や任天堂(7974)が反落となり、ファナック(6954)も値を下げています。その他、JR九州(9142)やJR西日本(9021)なども安く引けました。
新興市場では、前日ストップ高となったアスカネット(2438)が大幅続伸となり、比較.com(2477)なども値を上げました。一方、そーせいグループ(4565)やサンバイオ(4592)が下落し、グレイステクノロジー(6541)は反落となっています。
青山 諭志