功労馬生活を送るオウケンブルースリとスズカフェニックスの「馬房での様子」がツイッター上で話題になっています。

投稿したのは北海道浦河町にある、うらかわ優駿ビレッジAERUのツイッターアカウント。

当ツイートは2023年5月24日時点で4000件を超えるいいねを集めており、「みんな違ってみんなかわいい」「温度差が凄い」「G1勝つにはこれくらいの個性が必要なんですね」といった具合に、癒やされたという人からのコメントが続出しております。

※ツイート写真は【写真5枚】をご参照ください

※今回紹介するツイートは、投稿者様の許可を頂いております

対象的なオウケンブルースリとスズカフェニックス

「静と動。馬房でのオウケンとスズカは、対極にいる2頭です。ヘドバンスズカの横で置物の様に動かないオウケンがジワジワきます」というコメントとともに投稿されたのは、約20秒の動画でした。

そこにはコメント通り、静止画かと思うほど静かに佇むオウケンブルースリと首をブンブン振るスズカフェニックスの姿が収められています。

対照的な2頭、ずっと見てられますね…。ちなみにスズカフェニックスの首振りは、「ご飯を食べたい」「放牧地に行きたい」「厩舎に帰りたい」といった意味があるそうです。

ど派手な流星が特徴のオウケンブルースリ

大人しいオウケンブルースリは、2005年生まれの18歳。

2008年の菊花賞(G1)を制し、2着となった2009年のジャパンカップ(G1)では、G17勝馬のウオッカとハナ差の勝負を演じました。通算成績は27戦5勝、獲得賞金5億386万円。

種牡馬デビューをしてからは、2018年の共同通信杯(G3)を制したオウケンムーンなどを輩出しましたが、ここ2年間で種付けがなかったこともあり、昨年で種牡馬を引退しました。

美しい栗毛の馬体と、ど派手な流星に魅了された競馬ファンも多いのではないでしょうか。

G1馬・マイネルホウオウを輩出したスズカフェニックス

スズカフェニックスは、2002年生まれの21歳。

2007年の高松宮記念(G1)を制するなど重賞3勝を記録した名馬で、通算成績は29戦8勝。獲得賞金は、4億4767万円となっています。

種牡馬デビューしてからは、2013年のNHKマイルカップ(G1)を制したマイネルホウオウなどを輩出し、8年間の種牡馬生活を送りました。

良好な関係のオウケンブルースリとスズカフェニックス

同じ放牧地で過ごしている2頭。

お互いの仲は良好のようで、「3歳年上なのにヤンチャで落ち着きのないスズカですが、年下のマイペースなオウケンがいることで精神的に支えになってくれているように感じています。オウケンにとってもスズカがいることで色々刺激をもらっているようなので、お互いいい関係になりつつあると感じています」と担当者さんは話してくれました。

初めて一緒に放牧したのは3月17日。これからもずっと仲良く過ごしてほしいものですね。

参考資料

小野田 裕太