LIMOが2022年6月にお届けしたガーデニング記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。
(初掲載*2022年6月13日)
夏の暑さにも負けず、太陽に向かって元気に咲くヒマワリは、強い生命力が感じられる花。
ヒマワリの育て方は比較的カンタンで、ガーデニング初心者にもオススメ。今年の夏はヒマワリを咲かせて、夏らしい庭や花壇を演出してみませんか。
そこで今回は、夏に美しく咲くヒマワリの育て方、オススメの品種を紹介します。
1. ヒマワリの種まき適期はもうすぐ終了!
ヒマワリの種まきは4~6月が適期。発芽適温が20~25度なので、気温が20度を超える日が続くようになる頃を見計らっておこないます。
日当たりや風通し、水はけのよさを考慮しながら、花壇やプランターに種をまきましょう。ヒマワリは直根性のため、植え替えを嫌います。できれば種をまいた場所でずっと育てることを想定して、種まきの場所を選びましょう。
プランターで育てる場合は、根が窮屈にならないよう、20~30センチ以上の深さのあるプランターがオススメです
2. ヒマワリの育て方
2.1 種まきから発芽まで
指で土を1センチ程度くぼませ、1箇所に2~3粒ずつ種をまきます。種をまく位置は20センチ以上間隔を空けておきましょう。特に草丈の高い品種の場合は、30センチ以上の間隔が必要です。
種の上に土をかぶせたら、優しく手で押さえてあげましょう。種まきから発芽までは約1週間。その間、水やりは欠かさずたっぷりとおこないましょう。
プランターの場合は、底から水が流れるぐらい、しっかりと与えます。丸みを帯びた可愛らしい双葉が顔を出したら、発芽の成功です。
2.2 間引きから開花まで
本葉が2枚になる頃、間引きをします。育ちのよい丈夫な苗を残し、他の苗を抜いて取り除いてください。種をまいた箇所につき苗が1本になるまで、間引きを繰り返します。
水やりは、土が乾いたらたっぷりとおこないましょう。水やりは、朝や夕方などの涼しい時間帯がベスト。水はけと風通しをよくしておけば、大きく元気に育ちます。
7月中旬頃になると、徐々に開花を迎えます。草丈が高くなり、花の重さで不安定になるときは支柱を立てます。
丈夫に育つと、夏が終わる頃まで美しいヒマワリの花を楽しめます。太陽に向かって元気いっぱいに咲く姿は、まさに夏の花そのもの。生命力あふれる姿で庭を鮮やかに彩ってくれることでしょう。
3. オシャレでカワイイ!ヒマワリの品種4選
3.1 イオス
茎が枝分かれして成長し、1株につき10輪を超える数の花を咲かせることで、華やかさが凝縮された空間を演出してくれるイオス。
花の大きさはやや小さめですが、たくさんの花を一斉に咲かせ、花壇をヒマワリでいっぱいにしたい人にオススメ。草丈は約60センチ前後と低めなので、ベランダなどでも育てやすいでしょう。
3.2 小夏
ミニヒマワリと呼ばれる種類のひとつで、花の大きさは直径約10センチ。ヒマワリの品種としては世界最小とも言われています。草丈も30センチ程度と低く、全体的にミニサイズで可愛らしいのが魅力で人気の品種です。
次から次へとたくさんの花を咲かせるので、長い期間ヒマワリの花を楽しめるのも嬉しい特徴です。ちょっぴり控えめな雰囲気を持ったヒマワリに、より愛着が沸きそうです。
3.3 マティスのひまわり
鮮やかなイエローと細長い花弁が個性的なマティスのヒマワリ。情熱的な姿のヒマワリで、観賞価値も高く人気の品種です。
1本立ちで草丈が1メートルを超えるので、迫力があります。切り花でも楽しめますよ。
3.4 プロカット レッド
花粉の出ない品種のプロカット レッド。ヒマワリでは珍しい、深いレッドの花を咲かせます。個性的な色合いがなんともオシャレで、切り花にもオススメです。
4. まとめにかえて
ヒマワリは、眺めるだけで自然と気分も明るくなる花。育てるのに難しい作業はいらないので、ガーデニング初心者も、気軽に育てることができます。
明るく鮮やかなイエローは、他の花と合わせて植えるのもオススメ。ブルー系のガーデンにも合いますよ。品種も豊富なので、姿や草丈が異なる種類を寄せ植えするのもステキです。ヒマワリの組み合わせを、ぜひ楽しんでみてくださいね。
LIMO編集部