LIMOが2022年6月にお届けしたガーデニング記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。

(初掲載*2022年6月25日)

梅雨の晴れ間に暑さを感じるようになると、そろそろ夏花壇の準備をはじめる季節です。

いまの時期に植えておけば、夏から秋にかけてステキな花々が楽しめますよ。

今回は多年草や一年草で、花壇がオシャレに見えるオススメの組み合わせ例を紹介します。

1. オシャレに見える花の組み合わせ方

庭や花壇をオシャレに見せたいときは、草丈と花色を意識するのがポイント。草丈は低いものを手前に、高いものを奥に植え立体感を出しましょう。

花色は花壇の印象を左右する大事な要素。どんな花壇にしたいのか、テーマを決めておくと花色が選びやすくなります。

  • 爽やかな花壇にしたい → 青や紫など寒色系の花
  • カワイイ印象にしたい → ピンクや水色などパステルカラーの花
  • 元気なイメージがいい → 赤やオレンジなどビタミンカラーの花

白い花はどんな花色とも合わせやすいほか、白い花ばかりを集めたホワイトガーデンもオススメ。「同系色だけじゃ面白味が欠ける」と思う場合は、青×黄色、紫×ピンクなど、真逆のカラーを合わせるとインパクトがある花壇になります。

家の外観や外壁との相性を考え、楽しみながらテーマを決めましょう。

2. 夏空に映える!オススメの多年草&一年草の組み合わせ

1種類だけ植えるのはもちろん、組み合わせてもステキな多年草や一年草をピックアップしました。どれも夏の青空に映えるものばかりですので、夏花壇の参考にしてください。

2.1 ヒマワリ

a454/Shutterstock.com

日本の夏の代表花ともいえるヒマワリ。夏から秋に開花する一年草です。花色は黄色が一般的ですが、近年では濃い赤やオレンジ、紫など珍しい色も。

草丈が低いものから高いものまで多様な品種がありますので、庭のイメージに合わせて選びましょう。

ヒマワリと組み合わせるなら…?

存在感があるヒマワリをメインにし、草丈や花径が小さめの植物、またはカラープランツと組み合わせるのがオススメ。特にハゲイトウやサルビアとの相性はバッチリです。

ハゲイトウ(demamiel62/Shutterstock.com)

  • ハゲイトウ:ビビッドな葉色が魅力のカラープランツ。草丈は100センチほどで、葉色は黄×赤紫の混色や、赤×黄×緑の混色など複色系が中心。旬は初夏~秋。
  • サルビア:春~秋にかけ、茎に沿うように縦並びに花を咲かせる。草丈は低いものから低木まであり、カラーバリエーションも豊富。一年草と多年草がある。

2.2 ケイトウ

sanpom/Shutterstock.com

ニワトリのトサカのようなユニークな花を咲かせるケイトウ。一年草ですが、初夏から晩秋まで長期間楽しめます。

草丈は10センチ程度の小さなものから2メートルにまでなる高性種まであり、花色も赤やピンク、オレンジや紫など豊富。

育てやすいのでガーデニング初心者にもオススメです。

ケイトウと組み合わせるなら…?

ケイトウはメインにも脇役にもなれる花。さまざまな花と組み合わせられますが、なかでもオススメはマリーゴールドとランタナです。同系色で合わせれば、明るい雰囲気の花壇になりますよ。

背後にマリーゴールド(prambuwesas/Shutterstock.com)

  • マリーゴールド:春~秋に麦わら帽子のような花を咲かせる一年草。草丈は20~100センチ。花色はオレンジや赤があり、一重咲きや八重咲き、ポンポン咲きなど品種が豊富。
  • ランタナ:春~秋に開花する常緑低木樹。小花を集合させ手毬のような花を咲かせる。樹高は30~100センチ、花色は白やピンク、オレンジや複色系など。途中で花色が変わる品種も人気。